人間国宝 第一号の生家に泊まる贅沢。地域特有の「環濠屋敷」

選りすぐり宿

人間国宝 第一号の生家に泊まる贅沢。
地域特有の「環濠屋敷」

人間国宝の陶芸家・富本憲吉は、奈良県安堵町出身。
富本憲吉の生家は、これまで作品を展示する記念館として利用されていましたが、2017年3月に宿泊施設に生まれ変わりました。

    UBUSUNANOSATO TOMIMOTO うぶすなの郷TOMIMOTO

    大地主だったという富本憲吉の生家。この地域特有の「環濠(かんごう)屋敷」で、周囲に濠(堀)が残ります

    富本憲吉は、イギリス人工芸家のバーナード・リーチとの出会いによって陶芸の道へ進み、「模様から模様を作るべからず」を信条に、独自の模様や造形を追求。色絵磁器や、金と銀を同時に焼き付ける「金銀彩」という技法を生み、重要無形文化財保持者(人間国宝)第一号に認定され、その後、文化勲章を受章しました。

    人間国宝の生家を宿泊施設として利用するのは、大変珍しいそうです。
    緑あふれる広い敷地を有すも、宿泊は1日2組限定という贅沢さも魅力の一つ。

    客室は2つの棟があり、それぞれ富本の作品名が付けられています。
    「日新」は、富本が晩年過ごした部屋をそのまま残した和室と、モダンなツインのベッドルームを備える客室。

    ほぼ手を加えず、昔のまま残しているという和室。日本庭園を愛でることができ、ここで草花を眺めながらデザインを考えたといいます
    富本がスケッチしたエビヅルの絵がふすまに貼られています

    もう一つの客室「竹林月夜」は、大正時代に建てられた蔵をリノベーションしたメゾネットタイプ。ツイン、セミダブル、和室の部屋があり、8名まで泊まることができます。

    ベッドルームが分かれているので、グループの旅行にも最適。テラスもあります

    夕食は、宿泊者だけが利用できる、蔵を改装したカウンターレストランで。ウィリアム・モリスのアーティーチョークに感銘を受けた富本が、アーティーチョークを日本でアザミに置き換えて表現した壁紙が特徴的です。

    カウンターレストラン「アーティーチョーク」。奥の壁紙が富本版アーティーチョーク

    イギリスに留学していた富本のように、料理も和食の中に西洋のエッセンスを加えたオリジナルの日本料理がいただけます。ここでは富本のお皿で料理を供することもあるのだそう。富本の作品といえば美術館で展示されることもあるほどの逸品なので、とても貴重な体験です!

    朝食はレストラン「五風十雨」でいただきます。こちらのレストランは、宿泊しなくても食事だけの利用もできます。

    食事の利用の場合は、昼食(11:00~/13:00~)3,240円~、夕食(17:00~、最終受付19:00)8,640円~(いずれも3日前までの完全予約制)

    「うぶすな」とは「産土」と書き、生まれ育った土地のことを指す言葉。富本は安堵町を「うぶすな」と呼んでいました。
    近代陶芸の巨匠の息吹が残る「うぶすな」で、大人のためのくつろぎのひとときを。

    うぶすなの郷TOMIMOTO(トミモト)

    住所
    生駒郡安堵町東安堵1442
    電話
    0743-56-3855
    チェックイン
    15:00 / チェックアウト10:00
    料金
    1泊2食付き1名54,000円~(2名利用の場合)
    web
    https://and-tomimoto.jp/

    ※価格は全て税込みです
    ※最新情報は各所へお問い合わせください

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