（2023年3-7月開催分）
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鈴木 亮平
1983年3月29日生まれ、兵庫県西宮市出身。2006年俳優デビュー。
2018年、NHK大河ドラマ『西郷どん』で主人公の西郷隆盛を演じる。
近年の出演作はドラマ『テセウスの船』『レンアイ漫画家』『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』、映画『燃えよ剣』『孤狼の血 LEVEL2』『土竜の唄 FINAL』。2022年、第45回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。
10月期連続ドラマ『エルピスー希望、あるいは災いー』に出演。
現在映画『エゴイスト』が公開中。また、４月２８日に映画『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』が公開予定。
世界遺産・春日大社。「この凛とした空気がたまらない」と目を輝かせていた鈴木亮平さん。
春日大社は全国に約3,000社ある春日神社の総本社。奈良時代、平城京の守護と国民の繁栄を祈願するために創建されました。鹿島（茨城県）から白鹿に乗った神様、武甕槌命（たけみかづちのみこと）を御蓋山（みかさやま）山頂に迎え、神護景雲2年（768）に社殿を造営したのが始まりです。以来、鹿は神鹿（しんろく）として大切に保護され、境内のあちこちでのんびりと過ごす鹿の姿を見ることができます。御本殿（国宝）には、武甕槌命をはじめ四柱の神様を祀ります。
古くから藤の名所でもあり、境内の随所に藤が自生するほか、大宮の鮮やかな朱塗りの社殿と回廊内にある樹齢700年以上の銘木「砂ずりの藤」は花房が１m以上にも延びこの季節ならではの風景です。境内の萬葉植物園には、20品種／約200本の藤が植栽されている『藤の園』があります。
毎年４月中旬ごろに見頃を迎え、様々な種類の藤の花が参拝者の目を楽しませています。
春日大社の表玄関、一之鳥居から大宮へと続く参道には、たくさんの見どころがあります。能舞台の松の絵のルーツとされる影向（ようごう）の松や、毎年12月に行う若宮の例祭「春日若宮おん祭」で神事芸能が奉納される御旅所（おたびしょ）があるほか、両脇にずらりと並ぶ石燈籠にも注目。実は、春日大社は日本一燈籠の多い神社。平安時代末期から現代まで各時代に寄進された石燈籠が約2,000基並びます。鹿の紋様が彫られたものも多いので、じっくり見ながら歩くのがオススメです。
春日大社と高畑を結ぶ禰宜道（ねぎみち）。禰宜とは神職の役職のこと。江戸時代、神職が多く住んでいた高畑の社家町（しゃけまち）から春日大社へ往来した道だったことから「禰宜道」と呼ばれるようになりました。東側から「上の禰宜道」、「中の禰宜道」、「下の禰宜道」の3本の道があります。なかでも下の禰宜道は「ささやきの小径」と呼ばれ、志賀直哉旧居へ向かう散策ルートとしても人気。道の両側には、春日山原始林からつながる太古の自然が残り、春には『万葉集』にも詠まれる馬酔木(あせび)が白い花を付けます。志賀直哉や写真家・入江泰吉ら文化人が好んで散歩した道です。
近代日本を代表する作家・志賀直哉が、高畑に建てた邸宅。数寄屋造りに洋風の様式を取り入れたモダンな造りで、昭和4年（1929）に志賀自ら設計したこだわりの建築です。鈴木さんも「あの時代にこんな素敵な建物を建てたなんて！建物自体がとても魅力的ですね」と感心されていました。
志賀は9年間、ここで妻と子ども6人と過ごし、2階の書斎で長編小説「暗夜行路」を完成させました。大きな天窓から陽光が差し込むサンルームには、武者小路実篤や梅原龍三郎など、志賀と交流のあった文人や画家らが集い、「高畑サロン」と呼ばれました。昭和53年から学校法人奈良学園が保存・管理しています。
木漏れ日さす明るいお庭が印象的なガーデンカフェ。志賀直哉が開いていた高畑サロンのように「出会いと集いを楽しめる場にしたい」と、洋画家の中村一雄・紀矩子夫妻が自宅の庭を開放し、40年ほど前にオープン。季節の草花が楽しめるお庭で、淹れたてのコーヒーやケーキなどが味わえます。特にチーズケーキはおいしいと評判。大正8年（1919）に建てられた洋館とその周囲を囲む土塀は国の有形登録文化財に指定されており、趣きある雰囲気も抜群です。
明治42年に奈良公園内に創業したホテル。皇族をはじめ、世界中のVIPを迎え入れてきた「関西の迎賓館」です。古都の風景との調和を考え和洋折衷の美を取り入れた建物は、東京駅や日本銀行本店などを手掛けた建築家・辰野金吾が設計。館内には伝統と気品あふれる調度品が数多くあり、重厚感のある赤じゅうたんの大階段や、春日大社の釣燈籠をモチーフにした創業当時の和風シャンデリアが存在感を放ちます。さらに、本館の一部客室には暖炉が備わり、クラシカルな雰囲気。一度は宿泊したい名ホテルです。
2022年秋に20年に一度の式年造替を終え、本朱塗が美しくよみがえった若宮。大宮の御本殿と同じ春日造で、国の重要文化財に指定されています。御祭神は、御本殿の第三殿「天児屋根命（あめのこやねのみこと）」と第四殿「比売神（ひめがみ）」の御子神、天押雲根命（あめのおしくもねのみこと）。「若宮様」と呼ばれる、水徳と知恵と生命の神様です。長保5年(１００３)に第四殿にて誕生され、保延元年(1135)に現在の地に御本殿が造営されました。その若宮様に神事芸能を奉納する例祭が「春日若宮おん祭」。約900年間、一度も途切れることなく続く大和一国を挙げての大祭です。
御本殿の向かいにある神楽殿は、桃山時代に造り替えたもので、現存する日本最古の神楽殿です。
御蓋山（みかさやま）や春日山に広がる春日山原始林。平安時代に狩猟と伐採が禁止されて以降、春日大社の聖域として守り継がれてきました。シイやカシ類などの常緑広葉樹林や、樹齢数百年の巨木が林立し、野鳥や昆虫類などさまざまな生き物が森を育んでいます。市街地に隣接しながら、原生の姿を残す極めて珍しい森林であることから国の特別天然記念物に指定され、春日大社と一体となった文化的景観が評価されて世界遺産にも登録されています。原始林には遊歩道が整備されており、若草山へつながる周遊コースは、1時間足らずで山頂に到着。マイナスイオンたっぷりの森林浴を楽しみながらハイキングができます。
約半世紀にわたって大和路の風景や仏像を写した奈良の写真家・入江泰吉。こちらは、入江が撮影した8万点以上の作品と著作権をすべて奈良市に寄贈したことをきっかけに開館した、西日本初の公立写真専門美術館です。奈良の歴史に思いを馳せ、納得がいく自然現象になるまで待ち続け、何度も通って撮影したという風景写真など、入江作品を常時鑑賞することができます。ほかに、愛用のカメラを展示する記念室、約4,000冊の写真集や関連書籍を揃える資料閲覧室、ミュージアムショップやカフェなどを備えます。入江泰吉が愛した懐かしの大和路と現代の奈良の風景、その今昔を重ねて巡ると、より奈良の旅が楽しくなります。
天平19年（747）、光明皇后が夫・聖武天皇の病気平癒を祈って創建された古刹。寺名の「新」は、霊験あらたかという意味です。創建当初は七堂伽藍と東西二基の塔が建ち並ぶ大寺でしたが、現在は本堂の建物を残すのみ。本尊は本堂の中央に安置される薬師如来坐像（国宝）。病苦から救ってくださると信仰を集める仏さまです。その周りを囲むように立つのが、日本最大・最古の十二神将立像（国宝）。奈良時代に造られた塑像（土で造られた彫刻）です。激しい怒りを表した表情と迫力ある立ち姿でご本尊を守っています。
GELATERIA FIORE(ジェラテリア フィオレ)。
新薬師寺の門前にある優しいあと味の手作りジェラート専門店です。常時10種類が用意されており、アンティークの器に盛り付けられた個性的なビジュアルも魅力的です。
空気ケーキ。
自然豊かな空気をたっぷり含んだふわふわ菓子“空気ケーキ”が人気なカフェ。奈良県産の食材やフルーツを使ったたくさんのお菓子を楽しめます。
なら泉勇斎。
清酒発祥の地奈良で県内28の酒造で醸造された120種類以上の地酒を取り揃え、販売している奈良酒専門店です。試飲(有料)でお好みの旨酒を見つけてください。
春日大社が保有する国宝や重要文化財を主に多数の文化財を所蔵し、展示する美術館です。屋外の舞楽演奏に用いる国内最大級の太鼓は必見です。
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