地元雑誌の女性編集者が教える都会女子を虜にする、癒しの体験旅

モデルコース(テーマ)

奈良時代から続く
古刹のお坊さんが
こっそり、癒しを求め通う
可愛い隠れ家

白崎 友美

石川 重元さん

海龍王寺 住職。
「お坊さんを身近に感じてほしい」と地元FM局でDJをするなど、仏教をおもしろく、わかりやすく伝えている。

    01

    大和野菜の「醍醐味」
    を実感、ヤギとの会話も愉しむ
    清澄の里 粟

    のどかな田園風景が広がる奈良市の「清澄の里」で地元農家が育てた、奈良に昔から伝わる大和伝統野菜を使った料理を楽しめるレストラン。特に味わってほしいのは、「大和伝統野菜のフルコース」。60種類以上の野菜を使ったバラエティあふれる豪華な内容で、野菜本来のおいしさを存分に堪能できます。仏教用語でいうと「醍醐味」。「醍醐」とは牛や羊の乳を精製した濃厚で甘みのある液汁のことで、仏教では「最上の味」という意味。ぜひお越しになられて感じてください。

    • 大和伝統野菜のフルコース4,800円

    • オーナーで農業家の三浦雅之さん。
      料理に使った野菜の説明をしてくれます。

    • お店で飼っているヤギのペーター。
      いつも食事を終えた頃に挨拶にやってきます。

    • 清澄の里で育てられた、大和野菜と世界各国の伝統野菜

    詳細情報

    清澄の里 粟(きよすみのさと あわ)
     
    住所
    奈良市高樋町861
    電話
    0742-50-1055
    営業時間
    11:45~16:00(LO15:30) ※完全予約制
    定休日
    月・火・水・木曜
    アクセス
    近鉄奈良駅からタクシーで約25分、近鉄天理駅よりタクシーで約10分
    WEB
    https://www.kiyosumi.jp/kiyosuminosato
    02

    町家カフェの大和茶入
    りハーブティで一服
    Cafe Cojica

    三条通りから路地に入ってさんぽをしているときに見つけた町家カフェ。カフェというと大人の男性は入りにくいイメージですが、こちらは昔のおうちのように引き戸をガラガラと開けて入り、中は町家の様子を残した座敷席。少し落とした照明も落ち着いた雰囲気で、居心地のいいお店です。お気に入りはハーブティ。4種類あるなかでいつも選ぶのは「小鹿のワルツ」。普段はハーブティをあまり飲まないですが、これは奈良の柳生で作る大和茶を使ったものですっきりとして飲みやすい。体にも優しいのが嬉しいですね。

    • 「小鹿のワルツ」510円、「ガトーショコラ」450円
      (ランチタイム時の価格)

    • 築120年の古民家を改装。JR奈良駅からも近くて便利

    詳細情報

    Cafe Cojica(カフェ コジカ)
     
    住所
    奈良市三条町547
    電話
    0742-94-3547
    営業時間
    11:00~16:00、18:00~23:00
    定休日
    月曜
    アクセス
    JR奈良駅から徒歩約5分
    WEB
    http://www.cojica-nara.com/
    その他
    いざいざ奈良HPで見た、とお伝えいただくと素敵なプレゼントがもらえるかも。
    03

    優しすぎる食感。
    人気の秘密はかき氷を食せばわかります
    ほうせき箱

    昨今の奈良のかき氷ブームをけん引するかき氷専門店。店主の岡田桂子さんが季節に合わせて開発したメニューの数々が特長です。こちらのかき氷を食べると「醍醐味」が凝縮されているのを感じます。72時間かけて凍らせた純度の高い氷を使い、ふわっふわの食感に削ることで、口の中ではらっと溶けていきます。氷の上にかかっているのは、新鮮な牛乳をエスプーマ状にしたムース。可愛い見た目と優しい食感に笑みがこぼれます。

    • 「いちごヨーグルト」800円
      春から夏にかけてはグレープフルーツやキウイが登場予定

    • 大人気店のため、朝一番に予約するために並ぶ人も

    • 店主の岡田さんとの会話も弾みます

    詳細情報

    ほうせき箱
     
    住所
    奈良市餅飯殿町47
    電話
    0742-93-4260
    営業時間
    11:00~18:00(LO 売切次第終了)
    定休日
    木曜
    アクセス
    近鉄奈良駅から徒歩約8分
    04

    お坊さんが毎月神社
    に氷を献灯?
    氷室神社

    明治時代以前は神仏習合だった日本において、奈良ではまだその名残が強く残っています。だから寺の住職である私が、神社に参拝することもあります。氷室神社は氷の神様を祀る全国的にも珍しい神社。全国の製氷業者やかき氷店から信仰を集めています。毎月1日は「氷献灯」が行われ、願い事を書いた絵馬の上にろうそくの火と氷を置き、宮司のお祓いによって祈願します。普段は祈る立場にいますが、神社へ参拝すると自分の身が清められるようで、神聖な気持ちになります。氷を神様に奉納する「献氷祭」(毎年5月1日)や、全国のかき氷店が集う「ひむろしらゆき祭り」が開催されるなど、氷の聖地としてにぎわいを見せている神社です。

    • ろうそくの火が灯る氷を境内に並べた「氷献灯」

    • 神社の方が氷献灯のお祓いをされます

    • 絵馬の上に氷を置いて願いを込めます

    • 「献氷祭」では、鯛と鯉を氷に閉じ込めて神様にお供えします

    詳細情報

    氷室神社(ひむろじんじゃ)
     
    住所
    奈良市春日野町1-4
    電話
    0742-23-7297
    拝観時間
    6:00~18:00(11〜3月は6:30~17:30)
    定休日
    無料
    アクセス
    近鉄奈良駅からバス約2分、「氷室神社・奈良国立博物館」下車すぐ
    WEB
    http://www.himurojinja.jp/
    05

    夜の平城宮跡は“本当
    の奈良時代”を感じます
    平城宮跡

    自坊「海龍王寺」は、奈良時代、平城宮の内道場でもありました。今もすぐそばにある平城宮跡へはよく行きますが、特におすすめなのが夜。星空を見るのに絶好のロケーションです。奈良時代には真っ暗だったであろうこの場所は、今も照明が少ないために暗く、夜空にはまたたく星がよく見えます。見上げていると、1300年前と同じように見えているのかなと感じるほど。秋は虫の鳴き声を聞きながら星を眺めると、とても気持ちがいい。かつてこの地を行き交った都人に思いを馳せることができるのも、奈良ならではの体験ですよ。

    • 夕暮れから夜へと移りゆく様子も美しい

    詳細情報

    平城宮跡(へいじょうきゅうせき)
     
    住所
    奈良市佐紀町
    電話
    0742-32-5106(文化庁 平城宮跡管理事務所)
    時間
    自由
    アクセス
    近鉄大和西大寺駅から徒歩約15分
    WEB
    https://www.heijo-park.go.jp/

    ※最新情報は各所へお問い合わせください

    奈良だからこそ生まれる「醍醐味」を
    感じられるお店があります。
    時間を共有できる
    大切な人と
    ぜひ訪れてください。

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