地元雑誌の女性編集者が教える都会女子を虜にする、癒しの体験旅

モデルコース(エリア)

「一目千本」に息をのむ、
日本一の桜の名所へ

約3万本もの桜が咲き誇る、日本有数の桜の名所・吉野山。
修験道の聖地として、歴史と祈り、桜に込められた思いを受け継ぐ古社寺が多く点在します。
門前町を歩いて、柿の葉寿司や吉野葛など、本場吉野の味に出会うのも楽しみの一つです。

    01

    金峯山寺きんぷせんじ

    修験道の聖地で祈る
    青き憤怒の権現さま

    日本古来の山岳信仰と仏教等が合わさった日本独自の宗教である修験道。開祖の役行者(えんのぎょうじゃ)は、山中での修行を重ねることで蔵王権現(ざおうごんげん)を感得。その姿を山桜の木に刻み、この地にお祀りしたのが寺の始まりです。本堂の蔵王堂には、憤怒の形相でこちらを見つめる秘仏の本尊、金剛蔵王権現像三体が祀られています。

    • 蔵王堂は高さ約34m。木造古建築としては東大寺大仏殿に次ぐ大きさを誇ります

    • 蔵王堂に使用している木材は、
      吉野山の杉、桧、松やツツジなどの自然木

    • 金剛蔵王権現像三体。通常は秘仏。
      ご開帳の時期については要問合せ

    詳細情報

    住所
    吉野郡吉野町吉野山2498
    電話
    0746-32-8371
    アクセス
    近鉄吉野駅からロープウェイ吉野山駅下車、徒歩約10分
    WEB
    https://www.kinpusen.or.jp/
    02

    やっこ

    創業時から受け継ぐ製法では
    丁寧に作る柿の葉寿司

    金峯山寺のすぐ南側で、大正時代から店を構える柿の葉寿司の老舗。塩漬けした鯖を薄く切ってご飯にのせ、防腐効果のある柿の葉で包んだ寿司は、昔から吉野に伝わる保存食。こちらでは、近海でとれる良質な鯖を使い、創業当時から変わらない製法で手作り。眺望抜群の店内で、桜を愛でながら食事を楽しむことができます。

    • 鯖と鮭の柿の葉寿司にきつねうどんが付く「寿司セット」1,350円

    • 春は桜、夏は新緑、秋は紅葉が楽しめる座敷席

    • テイクアウトだけの利用もできます

    詳細情報

    住所
    吉野郡吉野町吉野山543
    電話
    0746-32-3117
    営業時間
    9:00~17:00
    定休日
    水曜(祝日の場合は営業)※4、11月は無休
    アクセス
    近鉄吉野駅からロープウェイ吉野山駅下車、徒歩約10分
    WEB
    http://www.yakko-yoshinoyama.com/
    03

    吉水神社よしみずじんじゃ

    歴史の舞台になった古社で
    「一目千本」の桜に感動

    明治時代の神仏分離令により神社に改められましたが、もとは「吉水院」という格式高い修験宗の僧坊でした。源義経が身を隠したことや、後醍醐天皇の南朝皇居であったことなど、歴史的な逸話が多く残ります。境内からは「一目千本」と呼ばれる桜の絶景が楽しめ、豊臣秀吉がここを本陣に花見の宴を開いたことでも知られています。

    • 境内から見える「一目千本」の絶景

    • 国の重要文化財に指定される書院(左)と拝殿

    • 書院には、豊臣秀吉愛用の金屏風も展示されています

    詳細情報

    住所
    吉野郡吉野町吉野山579
    電話
    0746-32-3024
    アクセス
    近鉄吉野駅からロープウェイ吉野山駅下車、徒歩約15分
    WEB
    http://www.yoshimizu-shrine.com/
    04

    櫻本坊さくらもとぼう

    創建時の伝承を今に伝える
    吉報をもたらす夢見の桜

    吉野に逃れていた大海人皇子が、冬に桜が満開に咲く夢を見たと役行者の弟子に伝えたところ、「天皇の位につく吉夢」だと予言。翌年、大海人皇子は壬申の乱に勝利。天武天皇として即位し、夢で見た桜の下に寺を建立します。それが櫻本坊です。境内には大切に引き継がれてきた「夢見の桜」が、春になると美しい姿を見せます。

      • 飛鳥時代から守り続けている「夢見の桜」

      • 上:飛鳥時代から守り続けている「夢見の桜」

        下:赤い金剛力士像が守る山門

        赤い金剛力士像が守る山門

    • 本尊の役行者神変大菩薩。修験道の
      根本道場として信仰されています

    詳細情報

    住所
    吉野郡吉野町吉野山1269
    電話
    0746-32-5011
    拝観時間
    9:00~17:00(受付は16:30まで)
    拝観料
    堂内400円
    アクセス
    近鉄吉野駅からロープウェイ吉野山駅下車、徒歩約30分
    WEB
    https://sakuramotobou.or.jp/
    05

    藤井利三郎薬房ふじいりさぶろうやくぼう

    1300年前から変わらない
    自然の生薬からできた
    胃腸薬

    関西では家庭用常備薬として知られる陀羅尼助(だらにすけ)は、自然素材の生薬を合わせた和漢薬の元祖。役行者が山中で修行中に製法を発見し、以来、修験者たちに愛用されてきました。こちらのお店は300年前から古来の製法を継承する、吉野山唯一の陀羅尼助の専門店。江戸時代からの看板娘「三足蛙」が出迎えてくれます。

    • 1mもある大きな「三足蛙」。後ろ足1本でバランスをとり、前足2本で材をかき集める縁起物

    • フジイ陀羅尼助丸(瓶入り)1980粒(99回分)2,700円

    • 店の奥では昔の製造道具などを展示しています

    詳細情報

    住所
    吉野郡吉野町吉野山2413
    電話
    0746-32-3025
    営業時間
    8:30~17:00
    定休日
    不定休
    アクセス
    近鉄吉野駅からロープウェイ吉野山駅下車、徒歩約15分
    WEB
    https://www.darasuke.co.jp/
    06

    中井春風堂なかいしゅんぷうどう

    透明感がおいしさの指標
    賞味期限10分の葛切り

    店先で主人の中井孝嘉さんが、吉野本葛の葛切りや葛もちを作るパフォーマンスが評判。葛切りと葛もちはいずれも吉野本葛と水のみで作られ、熱を加えることで透明に。冷やすと白くにごってしまうので、こちらではほんのりあたたかいまま供されます。賞味期限はたったの10分。弾力やなめらかさがなくなる前にいただきましょう。

    • 「本葛切り」880円。喜界島産黒糖のみを使用した特製黒蜜につけていただきます

    • 吉野葛と吉野本葛の違いなどを解説しながら実演する中井孝嘉さん

    • パッケージも可愛い葛湯や葛菓子なども販売しています

    詳細情報

    住所
    吉野郡吉野町吉野山545
    電話
    0746-32-3043
    営業時間
    10:00~17:00(16:30LO)
    定休日
    水曜、第2・4木曜、(4・11月は無休、冬期は土日のみ営業)
    アクセス
    近鉄吉野駅からロープウェイ吉野山駅下車、徒歩約10分
    WEB
    http://nakasyun.com/

    ※最新情報は各所へお問い合わせください

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