地元雑誌の女性編集者が教える都会女子を虜にする、癒しの体験旅

モデルコース(エリア)

緑深き山寺へ、
見目麗しい仏さまに出会う旅

大自然の中に建つ山寺には、人々を魅了する美しい仏さまがいらっしゃいます。
凛と研ぎ澄まされた空気のなか、ただ向き合うだけで、心が潤っていくのがわかります。
山深き霊場で、神仏とご縁を結ぶ旅へ。

    01

    大野寺おおのじ

    善男善女を優しく見つめる
    断崖に刻まれた弥勒菩薩

    宇陀川沿いに建ち、対岸の断崖に線刻された「弥勒磨崖仏(みろくまがいぶつ)」としだれ桜で有名な古刹。修験道の開祖・役行者が開き、後に室生寺の西門として空海が堂を建てたと伝わります。境内奥の遥拝所から磨崖仏を望むと、自然そのものを拝んでいる気分に。昔の方の素朴な、それでいて力強い信仰心に触れる思いがします。

    • 樹齢300年の小糸しだれ桜(老木のため2017年現在治療中で、例年より桜が少ないことがあります)

    • 笠置寺の磨崖仏を模して刻まれた弥勒磨崖仏。高さ13.8mは国内最高

    詳細情報

    住所
    宇陀市室生大野1680
    電話
    0745-92-2220
    拝観時間
    8:00~17:00(冬期は9:00~16:00)
    拝観料
    300円
    アクセス
    近鉄室生口大野駅から徒歩約5分
    02

    室生寺むろうじ

    山間に建つ「女人高野」で
    魅惑の諸仏に祈りを込める

    女人禁制だった高野山に対し、女性に門戸を開いた「女人高野」、室生寺。奈良時代末期の創建で、金堂、灌頂堂(本堂)、五重塔はいずれも国宝。なかでも金堂には、ともに国宝の中尊・釈迦如来、十一面観音をはじめ、重文の文殊菩薩、運慶作と伝わる十二神将まで、諸仏が立ち並び壮観です。五重塔には、空海が一夜で建てたとの伝承も。

    • 唇に紅が残るのが麗しい、十一面観音菩薩立像

    • 十一面観音菩薩立像を安置する金堂。平安時代初期の建立

    • 屋外では国内最小、優美で可憐な姿の国宝・五重塔

    詳細情報

    住所
    宇陀市室生78
    電話
    0745-93-2003
    拝観時間
    8:30~17:00(12~3月は9:00~16:00)
    拝観料
    600円
    アクセス
    近鉄室生口大野駅からバス約14分、「室生寺前」下車、徒歩約5分
    WEB
    http://www.murouji.or.jp/
    03

    橋本屋旅館はしもとやりょかん

    素材の良さを生かす
    山菜料理
    室生の旬を召し上がれ

    室生寺へと渡る太鼓橋の横で、明治時代より営む老舗旅館。室生寺に惚れ込んだ写真家・土門拳の定宿としても知られる名宿です。こちらは食事だけの利用も可能で、地元の食材をふんだんに使う山菜料理が評判です。なかでも、味が濃く粘りの強い大和芋のとろろが絶品で、ご飯にかけたり、温かいとろろのお吸い物でいただけたりとその味を堪能できます。

    • 「石楠花」3,300円。味が染み込んだあまご甘露煮や、白和え、煮合わせなどどれも美味

    • 土門が滞在していた「石楠花」の間。人気が高いので事前に予約を

    詳細情報

    住所
    宇陀市室生800
    電話
    0745-93-2056
    営業時間
    10:00~16:00
    定休日
    不定休
    アクセス
    近鉄室生口大野駅からバス約14分「室生寺前」下車、徒歩約5分
    WEB
    https://www.hashimotoya-uda.jp/
    04

    長谷寺はせでら

    観音さまのご加護を求めて
    今も昔も初瀬詣

    平安貴族の間で大流行した「初瀬詣(はつせもうで)」。その舞台となった古刹がここ、長谷寺です。霊験あらたかな本尊・十一面観音立像がいらっしゃる本堂へは、長い登廊(のぼりろう)をたどって。長谷型と呼ばれる灯籠のもと、一段一段登るごとに心が洗われていくようです。「花の御寺」としても有名で、春には約7,000株の牡丹が境内を彩ります。

    • 本尊の十一面観音世菩薩立像。像高約10mで、日本最大の木造仏

    • 長くも美しい階段状の廊下は国の重要文化財に指定されています

    • 初瀬山に抱かれた本堂。懸造りの舞台を備えています

    • 本堂の賓頭盧(びんずる)さんにお詣り

    詳細情報

    住所
    桜井市初瀬731-1
    電話
    0744-47-7001
    拝観時間
    4~9月は8:30~17:00、10~11月、3月は9:00~17:00、12~2月は9:00~16:30
    ※牡丹まつり期間等時間延長あり
    拝観料
    500円
    アクセス
    近鉄長谷寺駅から徒歩約15分
    WEB
    https://www.hasedera.or.jp/
    05

    総本舗白酒屋そうほんぽしろざけや

    ヨモギの香りが
    口いっぱいに
    門前の名物「くさ福餅」

    1875年に長谷寺の門前に造り酒屋としてのれんを掲げたのが店名の由来。生のヨモギをたっぷり練り込んだ名物「くさ福餅」は、ひと口頬張ると口の中いっぱいにさわやかな香りが広がります。北海道産の厳選した小豆を丁寧に炊き上げた餡は上品な甘さ。生餅「青」はこし餡、こんがりと焼き目を付けた「お焼き」は粒餡で楽しめます。

    • くさ福餅は「お焼き」(左)と「青」(右)があり、いずれも1個120円。購入は3個から

    • 香ばしい匂いと「ようこそお参り」の声に、つい足が止まります

    詳細情報

    住所
    桜井市初瀬746
    電話
    0744-47-7988
    営業時間
    9:00~17:00
    定休日
    不定休(行楽シーズンは無休)
    アクセス
    近鉄長谷寺駅から徒歩約10分
    WEB
    https://www.shirozakeya.com/
    06

    與喜天満神社よきてんまんじんじゃ

    女性の守護神が鎮座
    聖なる山で良縁を祈る

    学問の神様・菅原道真を祀る、日本最古の天神社。地主神である瀧蔵権現が道真にその地位を譲る際、「この地はよき所である」と言われたのが社名の由来と伝わります。神社の建つ與喜山は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が最初に降臨されたという神聖な山。境内にはその磐座(いわくら)が鎮座し、女性の守護神として篤い信仰を集めています。

    • 鎌倉時代作の日本最古の木造天神像もお祀りされています

    • 国の天然記念物「与喜山暖帯林」の中腹にあります

    • 社務所横にある男女(めおと)岩。なでながら縁結びや夫婦円満を祈りましょう

    詳細情報

    住所
    桜井市初瀬14
    電話
    0744-55-2300
    拝観時間
    拝観自由
    拝観料
    無料
    アクセス
    近鉄長谷寺駅から徒歩約20分
    WEB
    https://www.yokitenmanjinja.jp/
    07

    長谷路はせじ

    清らかな井戸水で
    点てる抹茶を
    趣ある庭を愛でながら楽しむ

    初瀬街道沿いに建つ、立派な門構えが目印の茶房。門をくぐると、日本庭園が広がっています。まるで茶室に招かれたかのように、池の飛び石を渡って縁側を上がり、数寄屋造りの店内へと。幕末まで酒造りを支えた井戸水で点てる抹茶は、何ともまろやかな味わい。趣深い庭の眺めと相まって、ほっこりとした気分にしてくれます。

    • 抹茶は和菓子付きで500円そばやそうめんのメニューも人気

    • 1階には座敷とテーブル席、2階には大広間があります。縁側に面したテーブル席からの眺めがおすすめ

    • 隣接の酒店を合わせ、6棟が国の登録有形文化財の指定を受けています

    詳細情報

    住所
    桜井市初瀬町857
    電話
    0744-47-7047
    営業時間
    10:00~17:00
    定休日
    夏期、冬期のみ水曜(4、5、11月は無休)
    アクセス
    近鉄長谷寺駅から徒歩約10分
    WEB
    http://nara-haseji.com/

    ※最新情報は各所へお問い合わせください

      周辺スポット

      エリアマップ