奈良市で最も古い神社の一つ・漢國神社。その境内には日本で唯一、饅頭（まんじゅう）の祖を祀る「林（りん）神社」があります。菓祖神（かそじん）とされる林浄因（りんじょういん）は、日本で最初に饅頭を作った人で、“甘味の神様”として信仰されています。私は仕事柄、リキュールという甘味を扱うので、コンペの前には必勝を期して必ずお詣りする大切な神社です。本殿とその脇にある末社を順に参拝し、境内を一周して帰るころには気持ちもリセット。街の真ん中にありながら緑が多く、静かなのもお気に入りです。甘いもの好きな方には、一度は訪れてほしい神社です。

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  林神社。祀る林浄因は、東京に本店を構える和菓子の老舗「塩瀬総本家」の始祖

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  祠の左右に鏡餅の石像があるのも林神社ならでは

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  林浄因が紅白の饅頭を埋めたと伝わる「饅頭塚」

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  漢國神社は推古天皇元年（593）に創建。鳥居の奥が本殿

季節感あふれる美しい日本料理が評判のお店。「和食に合うワインを作りたい」と、奈良で初めてブドウの栽培から手掛けたオリジナルワインが味わえるんです。和食に赤ワイン？と驚かれるかもしれませんが、コシが強くて伸びやかながら、すっきりとした口当たりで、とてもよく合います。素材の合わせ方、器の選び方や盛り付け方など、型を大事にしつつ、そこから飛び出してみせる絶妙のバランス感覚に、訪れるたび刺激を受けています。造園士でもある女将が設計したお庭も見事。アプローチから楽しめるのも、都会にはない奈良の魅力です。

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  繊細で美しい八寸と、オリジナルワイン「月日星」。ワイン名は、農園のある春日奥山原始林に生息する三光鳥の鳴き声から

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  この日の造りはアコウの薄造り（左皿）と、ヒラメ・マグロ・剣イカ。料理は八寸、造りともに、16,500円（サ別）のコース料理より

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  造園士であり、毎朝ブドウ畑にも足を運ぶ女将の田崎唱子さん。パワフルな人柄に元気をもらえます

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  女将が設計した庭園を愛でながら食事が楽しめます

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  2016年11月に、300坪の敷地を有する現地に移転オープン

コンテストの前など、考えをまとめたい時によく、元林院町（がんりいんちょう）を歩き回ります。もとは花街で、今も芸妓さんや舞妓さんがおられる風情ある町。趣のある家や看板を眺めながら、ふっと現れる脇道に入って。夕方から夜にかけて、静かな雰囲気の中をあてもなく、気の向くまま何周もしていると、自然と気持ちが落ち着きます。20歳の頃からこの地で働き始めた僕にとって、かわいがってくれる姐さんのいるこの町と、仲間と夜明けまで過ごした猿沢池は今でも大好きなスポット。にぎやかな昼間と打って変わって観光客が少なくなる夜歩き、おすすめです！

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  なじみの店に立ち寄ったり

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  懐かしい雰囲気の路地を歩いたり

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  五重塔のシルエットもこの町の日常

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  ライトアップされる猿沢池。昼間とは違った風景に心緩ませて

私がオーナーを務めるバー「LAMP BAR」のコンセプトは、“around the world”。蒸留技術によってお酒が赤道を越えて様々な国へ運ばれるようになり、それらがカクテルとして、また新しい形を生む―。バックバーに置いたポットスチル（蒸留器）、中世ヨーロッパのアンティーク調度品、壁に積み上げた旅行用トランクで、そんなストーリーを表しています。ここにしかないものを楽しんでいただきたいので、メニューはありません。好みや気分をお話しいただければ、あなたに合った特別な一杯をお作りします。

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  高級感がありながら、大人の遊び心も感じさせる店内

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  無駄のない洗練された動きでシェイカーを振る金子さん

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  ジョニー・ウォーカーの輝かしい歴史をモチーフに作った「ゴールデンクロニクル」。世界大会で優勝したときのカクテル。可愛い見た目ながらお酒は強め

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  「ワールドクラス グローバルファイナル 2015」（左）と、
  「ワールドクラス ジャパンファイナル 2015」の優勝トロフィー

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  重厚感のあるエントランス

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