薬師寺やくしじ
病気平癒にご利益がある
夫婦愛によって生まれた寺
1300年前、天武天皇が皇后・鵜野讃良(うののさらら、後の持統天皇)の病気平癒を祈って、藤原京(現在の橿原市)に創建。その後、平城遷都にともない現在の地に移されました。金堂に安置されるのは、本尊で国宝の薬師三尊像。体や心の健康を願う人々の信仰を集めています。お写経勧進(人々が「般若心経」を写して徳を積み、永代供養料を収める)によって、見事な白鳳伽藍を復興させたことでも知られています。
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本尊を安置する金堂。壮麗な建物で「龍宮造り」と呼ばれています
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本尊・薬師三尊像。中央が薬師瑠璃光如来、向かって右が日光菩薩、左が月光菩薩
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2017年5月に復興された「食堂(じきどう)」。堂内に祀られるご本尊「阿弥陀三尊浄土図」(堂内の公開時期、拝観料は公式HPでご確認ください)
詳細情報
- 住所
- 奈良市西ノ京町457
- 電話
- 0742-33-6001
- 拝観時間
- 9:00~17:00(受付は16:30まで)
- 拝観料
- 期間により拝観料が異なります。詳しくは薬師寺HPでご確認ください
- アクセス
- 近鉄西ノ京駅から徒歩すぐ
- WEB
- https://yakushiji.or.jp/
唐招提寺とうしょうだいじ
国宝の建造物と仏像の宝庫
天平時代を色濃く残す古刹
奈良時代、日本に戒律を伝えるため聖武天皇に招かれ、苦難の末に来日した唐の高僧・鑑真和上(がんじんわじょう)が、天平宝字3(759)年に開いた。本尊の盧舎那仏(るしゃなぶつ)坐像を安置する金堂をはじめ、講堂、鼓楼、日本最古の校倉である経蔵など8世紀に建てられた国宝の建造物が残っています。境内の奥には、鑑真和上の墓所が静かにたたずみます。
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金堂(国宝)。奈良時代建立の金堂建築として唯一現存するお堂です
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鑑真和上の墓所「開山御廟(かいざんごびょう)」
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開山御廟へ至る参道の左右に、美しい苔庭を見ることができます
詳細情報
- 住所
- 奈良市五条町13-46
- 電話
- 0742-33-7900
- 拝観時間
- 8:30~17:00(入門は16:30まで)
- 拝観料
- 600円
- アクセス
- 近鉄西ノ京駅から徒歩約10分
- WEB
- https://www.toshodaiji.jp/
西の京みやげ処きとら にしのきょうみやげどころきとら
女性店主がセレクトした
充実度ピカイチな奈良みやげ
唐招提寺の門前に店を構えるみやげ物処。地酒をはじめ、特産品や工芸品など、奈良のみやげが所狭しと並んでいます。「お客さまに喜んでもらえる商品をセレクトしたい」という店主の想いがラインナップの幅を広げ、現在約3,000種類にも! 店奥のカフェスペースでは、奈良市内にある植村牧場の新鮮な牛乳を使ったソフトクリームが味わえます。
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左から女性に人気の「梅乃宿 月うさぎ」300ml 485円、こちらだけのオリジナルラベル「梅乃宿 秋篠」300ml 734円と「梅乃宿 西ノ京」300ml 518円、「べっぴん奈良漬」756円~
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奈良の特産品・蚊帳生地を使った「白雪ふきん」も充実の品ぞろえ
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唐招提寺の駐車場のすぐ横に建ちます
詳細情報
- 住所
- 奈良市五条町396
- 電話
- 0742-35-3324
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 定休日
- 不定休
- アクセス
- 近鉄西ノ京駅から徒歩約10分
- WEB
- https://www.miyage-kitora.com/
蕎麦切りよしむらそばきりよしむら
香りが高くのど越しが良い
自家製粉のつるつる十割そば
薬師寺と唐招提寺をつなぐ道中にあるそば処。主に群馬県産のそばの実を自家製粉した十割そばが味わえます。挽きぐるみにし、麺を細くすることで香り高いそばに。最初はお塩だけで、次にワサビを麺にのせていただけば、そばの風味が一層引き立ちます。その後は、天然の羅臼昆布や本枯の鰹節、サバ節でダシをとった風味豊かなつゆにつけてどうぞ。
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そば、ごま豆腐、押し寿司、揚げ物2種、野菜のあしらいが付く「お昼せっと」1,500円。限定25食。日によってない場合があるので事前に予約がおすすめ
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墨書の作品が印象的な温かみのある店内
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薬師寺と唐招提寺のほぼ真ん中にあり、ランチに最適な場所です
詳細情報
- 住所
- 奈良市五条町9-37
- 電話
- 0742-36-0520
- 営業時間
- 11:00~16:30
- 定休日
- 木曜、第2水曜 ※祝日の場合は営業、振替休あり
- アクセス
- 近鉄西ノ京駅から徒歩約5分
がんこ一徹長屋がんごいってつながや
奈良の伝統工芸がここに集結
匠の技を間近で体感しよう
奈良の伝統工芸の職人が集う「がんこ一徹長屋」。筆、茶筅(ちゃせん)、一刀彫、大和漆、乾漆、赤膚焼(あかはだやき)、組紐の7人の匠の工房があり、作業風景を近くで見学できたり、作品を購入することができます。運営するのは、江戸時代創業の墨の老舗「墨運堂」。長屋横に併設する「墨の資料館」では、10月~3月に墨づくりの様子を見ることもできます。
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白壁の長屋
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「ならくみひも」の鳳美(ほうみ)さん。組紐のストラップ作り体験もできます(1,080円~、5名まで。要予約)
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赤膚焼の工房「大塩恵旦」。薬師寺より、現在解体修理中の東塔の創建当初の土壇から発掘された土を譲り受けて焼いた器。ぐい吞み27,000円、抹茶碗324,000円
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「墨の資料館」では中国、韓国、日本の墨の歴史や、墨運堂の墨づくりについて展示紹介しています
詳細情報
- 住所
- 奈良市西ノ京町215-1
- 電話
- 0742-41-7011
- 営業時間
- 10:00~17:00(入場は16:30まで)
- 定休日
- 月曜(祝日の場合は翌日)、8月1日~31日、年末年始
- 入館料
- 無料
- アクセス
- 近鉄西ノ京駅から徒歩約2分
- WEB
- https://boku-undo.co.jp/ganko_ittetunagaya.html
※最新情報は各所へお問い合わせください