茶畑に囲まれた大和茶カフェでホクホクの茶飯と旬菜の恵みを

グルメ

茶畑に囲まれた大和茶カフェで
ホクホクの茶飯と旬菜の恵みを

奈良市田原地区は、なだらかな山間に茶畑が広がる大和茶の生産地。
「竹西農園」は、田原地区で江戸時代から続く茶農園で、現在は5代目の農園主が家族ぐるみでお茶づくりを行っています。
竹西農園で作るのは、有機栽培の茶葉。体に優しいお茶です。
そんなお茶の楽しみ方を多くの人に伝えたいと、5代目農園主の奥様・竹西多香子さんが開いたのが、日本茶カフェ「遊茶庵」です。

    竹西農園 遊茶庵 たけにしのうえん ゆうちゃあん

    木の温もりを感じる店内には、書の掛け軸や季節の花が飾られています

    自然豊かな風景を眺めながら、気持ちのいい風が吹き抜ける店内でぜひ味わってほしいのが、「茶飯と旬の野菜ランチ」。

    メインは土鍋で炊いた、ほうじ茶ごはん。
    ふたを開けると、湯気と同時に香ばしいほうじ茶の香りがふわ~と広がり、食欲が一気にそそられます!
    素焼きの平たい炒り鍋「焙烙(ほうらく)」で炒った青大豆を入れることで、ふっくらごはんに香ばしさと歯ごたえをプラス。

    自家農園のほうじ茶で炊き上げる、香り高い茶飯

    ごはんのおいしさをさらに引き立ててくれるのは、自家農園で採れた旬の野菜をたっぷり使ったベジ料理。
    この日は、練りごまとダシ、醤油で炊いたナスのごま煮、ジャガイモをマッシュポテトにしコロッケのようなクリーミーな食感にした芋饅頭、四角豆とトマトの和風マリネ、大和野菜の指定を受けるヒモトウガラシの炒め物などなど。ゴボウと玉ねぎをあめ色になるまで炒めてオーブンで焼いた豆腐ハンバーグは、ショウガを添えてあんかけに。山芋をつなぎにしているから中はふわっとしています。

    「茶飯と旬の野菜ランチ」2,500円(要予約)

    自家栽培の米や大豆を使って一から手作りする味噌で仕上げた味噌汁は、甘みが感じられるホッとする味わい。
    どれも素材本来の旨みを大切にした味付けで、すべて多香子さんの手作り。一品一品が丁寧に作られているのが伝わります。里の恵みを噛みしめれば、じんわりとカラダの内側に染み入るよう。

    ランチには、お茶とほうじ茶ゼリーも付きます。
    日本茶インストラクターであり、煎茶美風流総師範でもある多香子さんが、おいしいお茶の淹れ方を実践しながら教えてくれます。

    淹れ方ひとつでお茶のおいしさが変わるのを実感できます

    店内では、自家農園で作ったお茶の販売も行っています。

    左から煎茶730円、かぶせ茶1,400円、上煎茶1,100円

    心洗われる茶畑の中の日本茶カフェで、時間を忘れてのんびりと。喧騒を忘れて、大和茶を楽しむひとときを過ごしてください。

    竹西農園 遊茶庵(たけにしのうえん ゆうちゃあん)

    住所
    奈良市中之庄町458
    電話
    0742-81-0383
    営業時間
    11:30~17:00 ※平日のランチは4名以上で要予約
    定休日
    不定休
    web
    http://www.yamatocha.net/user_data/ucha.php

    ※価格は全て税込みです
    ※最新情報は各所へお問い合わせください

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