奈良筆の老舗が手掛ける綺麗を作る魔法の筆

ならみやげセレクション

奈良筆の老舗が手掛ける
綺麗を作る魔法の筆

奈良は日本の筆発祥の地。
筆は、飛鳥時代初期に中国から伝わり、嵯峨天皇の時代に、弘法大師(空海)が中国で学んだ毛筆の製造方法を大和の国に持ち帰ったことから作られるようになりました。それが「奈良筆」です。
その伝統と技術は1200年を経た今も受け継がれ、奈良の伝統産業として根付いています。

    化粧筆 けしょうふで

    古くから南都七大寺(東大寺・西大寺・興福寺・法隆寺・薬師寺・大安寺・元興寺)の筆司(ふでし)として筆造りに従事してきた「あかしや」は、今から300年ほど前に看板をあげた歴史ある奈良筆の専門店です。

    建物左には大きな筆の看板が

    伝統工芸士が筆造りを実演する1階のショールームには、数多くの筆が展示販売されています。
    その中で目を引くのが、化粧筆のコーナー。
    奈良筆造りで培われたノウハウを生かして造る化粧筆が、大きなミラーの下に並んでいます。

    メイク道具もあり、実際に試すこともできます

    化粧筆はメイク時のマストアイテム。繊細な穂先、毛の弾力、肌に触れたときのやわらかさ、粉ふくみの良さなど、使う化粧筆によって仕上がりが随分と変わります。
    また、ナチュラルに仕上げたいときにも便利で、一度使いだすと手放せなくなる、というのをよく聞きます。
    せっかくなら、筆発祥の地・奈良の化粧筆を試してみませんか?

    こちらで取り扱うのは、大ぶりのパウダーブラシから極細のアイライナーブラシまで、サイズ・種類ともに多様です。
    初心者が使いやすいベーシックタイプと、上質なクオリティのハイグレードタイプがあり、毛の種類や軸(持ち手部分)の素材などが異なります。特にハイグレードの軸は、やわらかな曲線を生かしたオリジナルの形状で、使い手の手になじむようになっています。

    右からベーシックのアイシャドウM 1,620円、ハイグレードのパウダーチーク5,400円、ベーシックのチークS 2,160円、携帯オートリップ1,512円、ハイグレードのパウダーL 4,860円、カブキブラシ(パープル、ピンク)各2,160円

    広がりやすい穂先は、厳選した毛の束の中から逆毛やスレ毛を一本一本手作業で取り除いた良質な毛先のみを選定。毛先は切らず、ずらしながら形状を作っているので、肌触りが優しく、粉ふくみの良いブラシになります。

    また、毛も用途によって異なります。たとえば、パウダーやチークブラシには、肌にもっとも優しくて弾力のあるヤギの毛を使い、ハイグレードタイプはそのヤギの毛に、ソフトな肌触りで滑りの良い灰リスの毛を混合しています。
    アイシャドウやアイライナーなどは、線を引くのに適したコシのあるイタチの毛を使用しているため、シャープな線が引けます。
    それぞれの使い方やメイクの仕方なども教えてもらえるので、初めて使う人も安心です。

    毛先を傷めない携帯式のチークブラシ3,024円。筒を絞ることで穂先の大きさを変えることができ便利

    軸に名前を入れてくれるサービスもあるので、贈り物にもおすすめ。毎日使うものなので、名前入りだと愛着が増し、大切に使ってくれそうですね。

    あかしや

    住所
    奈良市南新町78-1
    電話
    0742-33-6181
    営業時間
    10:00~17:00
    定休日
    日曜 ※夏期休暇あり、年末年始
    web
    http://www.akashiya-make-up-brush.com/

    ※価格は全て税込みです
    ※最新情報は各所へお問い合わせください

      周辺スポット

      エリアマップ