蔵元が直営する駅ナカの日本酒パラダイス

グルメ

登録有形文化財の町家でいただく
まろやか豆腐のフルコース

築180年を超す町家で豆腐づくしのフルコースをいただける「奈良町 豆腐庵こんどう」。趣きのある建物は、江戸時代の雰囲気を今に伝えるならまちにあります

    奈良町 豆腐庵こんどう ならまち とうふあんこんどう

    坪庭を眺めながら落ち着いたひとときを過ごせるテーブル席

    天理市で大豆と天然にがりにこだわった豆腐作りを続ける「近藤豆腐店」が、自慢の豆腐をおいしく味わってもらいたいとオープン。
    こちらの豆腐は、九州産「フクユタカ」や北陸産「エンレイ」をはじめとする厳選された国産大豆と、ミネラル豊富な伊豆大島の「海精にがり」を使用。豆の味が濃く、まろやかな口当たりが特徴です。

    「奈良町 豆腐庵こんどう」では、そんな豆腐本来の味を大切にしたさまざまな料理がいただけます。 なかでもぜひ味わってほしいのが、豆乳仕立ての湯豆腐と、豆腐料理14品に飯物、甘味が付く「湯豆腐コース」です。

    「湯豆腐コース」4,617円。料理はもちろん、グラスや器、箸袋一つにも、繊細なおもてなしの心があります

    まず食前酒代わりの豆乳が登場。一般的な豆乳は濃度が12~13度なのに対し、こちらは15度と高濃度。大豆をしっかり煮沸しているため臭みはなく、高タンパクなフクユタカが持つ、濃厚な味を楽しめます。

    グラスの青で白さが引き立つ豆乳。ほんのり甘く、栄養もたっぷり

    続いて運ばれてくるのは、できたてのおぼろ豆腐。豆乳ににがりを入れて攪拌(かくはん)し、固まり始めたところをすくったおぼろ豆腐は、木綿豆腐のように圧搾することも、絹ごし豆腐のように水にさらすこともしていないため、風味や栄養分がそのまま残ったヘルシーな一品です。そのまま食べてもおいしいですが、藻塩を少し振ると、甘さが引き立って一層美味に!

    海精にがりで大豆の甘みと旨みを存分に引き出した絶品おぼろ豆腐
    月替わりの八寸、今回は秋をイメージ。マツタケに見えるのは湯葉と豆腐のかば焼き、稲穂に見立ててあるのは高温で揚げたお米です

    季節感あふれる八寸を楽しんでいる間に、湯豆腐から甘い香りと湯気が立ち上り始めます。
    「夏は冷奴にしていた時期もありましたが、お客様のご希望が強く、今では年中湯豆腐をお出ししています」と料理長の新垣駿也さん。
    火を通すことで一層柔らかく、より滑らかになる豆腐。このしっとり感、確かに癖になりそうです。

    豆腐のおいしさを堪能できます

    豆腐は奈良時代、遣唐使として中国に渡った僧によって伝えられたのが始まりとされています。伝来の地、奈良でいただく極上豆腐料理の数々を、大切な人とぜひ。

    町家は登録有形文化財。奈良県出身の河瀬直美監督の映画『沙羅双樹』のロケ地にも使われました

    奈良町 豆腐庵こんどう(ならまち とうふあんこんどう)

    住所
    奈良市西新屋町44
    電話
    0742-26-4694
    営業時間
    夜17:00~22:00(最終入店20:30)、昼(期間限定)11:30~14:00
    定休日
    月曜と第1火曜(月曜が祝日の場合は営業、翌日休)
    web
    http://www.kondou-touhu.co.jp/shop/shop_kon01.html

    ※価格は全て税込みです
    ※最新情報は各所へお問い合わせください

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