野菜ソムリエが教える、地産地消のおいしい旅

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野菜ソムリエが教える、
地産地消のおいしい旅

平野 奈津さん

平野 奈津さん

スムージー専門店DRINK DRANK代表/野菜ソムリエ
1999年にスムージー専門店「DRINK DRANK」をオープン。2009年に野菜ソムリエ取得。現在は店舗運営のほか企業へのレシピ提供、スムージー監修、コラム執筆、講座等幅広く活躍中。著書『人気カフェのスムージーが自宅で作れる!かんたんレシピ122』(主婦の友社)は台湾、中国、韓国など5か国でも販売され、累計6万部を超える。

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    奈良県産の新鮮野菜や特産品が勢ぞろいする駅チカ直売所 奈良のうまいものプラザ(ならのうまいものプラザ)

    JR奈良駅の駅ビル内にあり、野菜や果物、お茶、特産品など、奈良県産の商品がたくさん揃うアンテナショップです。生鮮食品は毎日仕入れる新鮮なものばかり。奈良漬けや三輪そうめん、柿のお菓子、農家さんとコラボしたジャムやドレッシングなど、加工品は全部で約200種類もあるんです。奈良の特産品の魅力がわかるうえ、あれこれ見るのも楽しいので、他府県から来られた方におすすめしています。私もここで旬の野菜や加工食品を見て、スムージーのヒントをもらっています。それと、とれたての野菜はおいしいし栄養価も高いので、家族のためにも自宅用に購入しています。

    • JR奈良駅の1階にあり、立ち寄るのにも便利

    • 葉物野菜は「地元のとれたてが一番」と言う平野さん。自分のお店を始めてから、奈良県には野菜や果物が豊富にあることを知り、野菜ソムリエの資格を取ったといいます

    • 千筋水菜(せんすじみずな)などの大和伝統野菜をはじめ、ちぢみ小松菜やホウレンソウ、イチゴの古都華(ことか)など、毎朝とれたての新鮮野菜や果物が並びます

    • 店内にぎっしり並ぶ奈良県の農産物の加工品。約200種類が揃います

    詳細情報

    奈良のうまいものプラザ(ならのうまいものプラザ)
     
    住所
    奈良市三条本町1-1 JR奈良駅構内1F
    電話
    0742-26-0088
    営業時間
    7:00~21:00
    定休日
    無休
    アクセス
    JR奈良駅構内
    WEB
    http://www.narano-umaimonoplaza.com/
    02

    奈良県産の旬の果実を
    まるごと味わう本格スムージー
    スムージー専門店 DRINK DRANK(スムージーせんもんてんドリンク ドランク)

    私が運営しているスムージーのお店です。20年前、いつか自分で飲食店をやりたいと思っていた頃にアメリカ発祥のスムージーに出会い、それ以来、おもしろくて取り憑かれてしまいました。今はスムージーにもいろいろな作り方がありますが、私のお店では旬の素材をカットして凍らせ、スムージーブレンダーにかけてヨーグルトやレモンなどとブレンドしていきます。果物そのもののおいしさを味わってほしいので、1杯に200グラム以上の果物を使い、酸味が強い場合だけオリゴ糖で調整しています。大和茶とバナナ、小松菜とパイナップルなど、意外性のある組み合わせもおいしいんですよ。今はたくさんの農家さんともつながりもできて、30~40品目の素材を使っています。

    • 奈良県産イチゴ「古都華」をたっぷり使ったイチゴのぜいたくスムージー。古都華とヨーグルトの爽やかな風味、ジェラートのような食感が楽しめます

    • 凍らせたイチゴとヨーグルトをスムージーブレンダーにかけ、なめらかにします。全体をシャーベット状にするにはコツが必要

    • 奈良県産ホウレンソウのホットスムージー、モッツアレラチーズとハムのパニーニ。蒸したホウレンソウ、鶏がらスープとポテトを加えて温めたホットスムージーは、野菜の甘みがしっかりと伝わる一品

    • 猿沢池や興福寺に近い三条通りに面したお店。欧米の観光客にも大人気です

    • 柿やブドウの果物を思わせるような色彩が楽しい、カジュアルな店内

    詳細情報

    スムージー専門店DRINK DRANK(スムージーせんもんてんドリンク ドランク)
     
    住所
    奈良市橋本町8
    電話
    0742-27-6206
    アクセス
    近鉄奈良駅から徒歩約4分
    WEB
    https://www.drinkdrank.com/
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    ジブリ映画の世界に迷いこんだような、
    山上の古刹「生駒の聖天さん」
    宝山寺(ほうざんじ)

    奈良市の隣の生駒山にあり、毎年家族で初詣に訪れているお寺です。商売の神様として信仰される「大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)」がまつられ、「生駒の聖天(しょうてん)さん」として親しまれています。お正月には出店も並んですごい人出なんですよ。長い石段を上って大きな鳥居をくぐり、さらに上っていくと、不動明王がおまつりされている本堂、聖天さんの聖天堂とそれを拝むための拝殿、絵馬堂などたくさんのお堂があります。いろいろな神様がおまつりされていて、石段を上るたびにお堂があり、奈良市内にあるお寺とはまた違う雰囲気なんです。お寺の参道付近の古い街並みも味わいがあり、まるで『千と千尋の神隠し』に登場する世界のような感じが気に入っています。

    • 長い石段に献灯の灯篭が並びます。大きな鳥居は、聖天さんがおまつりされている神域のしるし

    • 生駒山は奈良時代に役行者や弘法大師も修行したと伝わる山。右が本尊の不動明王を安置する本堂、左は珍しい八つ棟造りの聖天堂拝殿

    • 「お店が繁盛しますように」。巾着をかたどった賽銭箱は、いつの頃からか商売繁盛を願う人々が財布で撫でるようになりました。賽銭箱に描かれた大根は、聖天さんが煩悩を消し去ってくださることを表しています

    • 賽銭箱と同じ形のかわいい「宝袋みくじ」500円。宝袋(巾着)と大根の御紋は聖天さんのシンボル

    詳細情報

    宝山寺(ほうざんじ)
     
    住所
    生駒市門前町1-1
    電話
    0743-73-2006
    拝観時間
    境内自由
    アクセス
    近鉄生駒駅からケーブル宝山寺駅下車、徒歩約10分
    WEB
    http://www.hozanji.com/
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    門前の参道沿い、元宿坊で楽しむオーガニックなごちそう 自然菜食ナイヤビンギ(しぜんさいしょくナイヤビンギ)

    宝山寺参道を降り、旅館が並ぶ石段の途中にある自然菜食のお店。肉や魚など動物性のものは使わず、地元出身のオーナーが作っている自然栽培の野菜を中心に、食材のほとんどは生駒産。それに高知から送ってもらう果物が加わります。料理の一つひとつが凝っていて、ヘルシーでとてもおいしいんです。建物は昔の宿坊を改装していて、部屋によって昭和の雰囲気だったり、アフリカの楽器があったり、それぞれ個性があって楽しいですよ。冬はこたつに入りながらいただけ、いつもリラックスしています。

    • 8室あるうちの一つは大広間。凝った造りの天井は宿坊だった頃のまま。オーナーの友人が壁にアートを描いてくれたことで、ひと味違う雰囲気の内装に

    • 料理を説明してくれるオーナーの中川恭一さん。冬はこたつを出し、はんてんを貸してくれます

    • ランチ。前菜2品、メイン10品(ソイミートの宝山寺みそ竜田揚げなど)、生駒の特別栽培米、スープ、デザート、ドリンクがセット。前日までに要予約

    • 宝山寺敷地内の宿坊だった建物が楽しく変身。店名のナイヤビンギとは、「ジャマイカの打楽器で山の神に演奏を捧げる」という意味です

    詳細情報

    自然菜食ナイヤビンギ(しぜんさいしょくナイヤビンギ)
     
    住所
    生駒市門前町12-9
    電話
    0743-73-0805
    アクセス
    近鉄生駒駅からケーブル宝山寺駅下車、徒歩約2分
    WEB
    https://www.instagram.com/ikoma_nyabinghi/

    ※最新情報は各所へお問い合わせください

    自然豊かな奈良だからこそ、おいしい食材がたくさんあります。
    素材のよさを生かしたいろいろな食べ方を
    地元の人の温かみを感じながら
    楽しみに来てください。

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