醸造所のカウンターで味わうできたてクラフトビール

グルメ

醸造所のカウンターで味わう
できたてクラフトビール

ならまちの古い町並みの中にある「なら麦酒ならまち醸造所」は、奈良市内に初めて登場したクラフトビールの醸造所です。

「おいしいビールを飲んでもらって、少しでも奈良の思い出の中に残ることができたら」と、ブリュワーの青山政義さんが、醸造所とともに併設店舗も設けました。

    なら麦酒ならまち醸造所 ならびーるならまちじょうぞうしょ

    店内からも見えるタンク。この中でビールを熟成させます

    クラフトビールは6種類。
    昔ながらの製法で作る個性豊かな味を、いつでも新鮮な状態で楽しめます。

    クラフトビールとは、少量生産の手作りビールのこと。「いわば町のパン屋さんのような感覚のビールです」と青山さん

    格子をアレンジした店舗は、町家の多い周囲の景観に溶け込みながらもモダンなデザイン。
    店内の様子がわかり、気軽に入りやすい雰囲気です。

    明るい店内。ふらりと立ち寄るのにぴったりのカウンタースタイルです

    ビールはグラスでいただきます。
    サイズは2つあり、M640円、L960円。どれにしようかと迷いつつ、種類別の特徴を教えてもらうのも楽しいひとときです。

    醸造所のできたてビールを、スタッフの方にタップで注いでもらいます
    色、味、香りともに個性の異なるクラフトビール。色の濃い順番に、左から「玄-kuro-」、「奥春日オールドブラウン」、「名もなきデュンケル」、「ならまちエール」、「しろしかセゾン・ド・IPA」、「白-haku-」。おつまみのミックスナッツ380円と

    飲みやすくて一番人気の「ならまちエール」は、イングリッシュ系のペール・エール。まろやかな風味が特徴です。醸造の工程で大和ほうじ茶の葉を入れており、これがクリアな味を生んでいます。

    「玄-kuro-」は、自家焙煎のカカオを入れて醸造している深い味わいの黒ビール。
    一方、「白-haku-」は対照的にすっきりとした飲みやすい白ビールです。
    「奥春日オールドブラウン」は茶色系のスコッチ・エール。熟成に時間をかけ、スコッチを思わせるような風味を醸しています。

    「名もなきデュンケル」は、白ビールを濃くしたような味わい。少し焦げたような香りが魅力のビールです。ホップの香りを重視して作られているのが「しろしかセゾン・ド・IPA」。苦味の中に、レモングラスが風味を添えています。

    ビールによく合うおつまみとして、老舗「平宗」の柿の葉寿司を出しています。680円

    その日の天気や気分で飲み分けたくなるような6種類のクラフトビール。2018年4月からは一部瓶での販売も予定しているそうです。
    軽く一杯、ならまち散歩の途中に立ち寄ってみてはいかがでしょう。

    奈良の町家をイメージしてデザインされた外観。格子はテラスの日よけにもなっています

    なら麦酒ならまち醸造所(ならビールならまちじょうぞうしょ)

    住所
    奈良市紀寺町956-2
    電話
    0742-95-9700
    営業時間
    11:30~20:00
    定休日
    木曜 ※臨時休業あり
    web
    http://narabeer.jp/

    ※価格は全て税込みです
    ※最新情報は各所へお問い合わせください

      周辺スポット

      エリアマップ