日本最古の官道 「山の辺の道」にある洋食の名店で極上のエビフライを

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日本最古の官道「山の辺の道」にある
洋食の名店で極上のエビフライを

桜井市の三輪から奈良市までを南北に走る「山の辺の道」は、日本最古の官道の一つといわれ、『古事記』や『日本書紀』といった歴史書にもその名が見られるほど。現在は多くの史跡に出会えるウォーキングコースとしても人気です。そんなロマンあふれる古道のほぼ中間点に、大阪・心斎橋の人気洋食店が本店を移し、「洋食Katsui 山の辺の道」として営業しています。

    洋食Katsui 山の辺の道 ようしょくかつい やまのべのみち

    「山の辺の道」の中でも天理市から桜井市へと至るコースは、沿道に古社寺や古墳が多く、古代の面影を残すハイキングコースとして人気

    オーナーシェフの勝井景介さんは天理市の出身。
    観光案内・休憩施設「天理市トレイルセンター」が、リニューアルを機に指定管理者を募っていることを知り、地元を盛り上げたいと応募されました。

    オーナーシェフであり「天理市トレイルセンター」館長でもある勝井景介さん。「外から来られる方に山の辺の道の良さを知ってもらい、ここに住む人や縁のある人にも、地元に誇りを持ってもらいたい」と目標を語ります

    内装も手掛けたという館内には県特産品などの物販コーナー、市の文化財を紹介する展示コーナーがあり、オープンスペースを含めたレストランの座席は約90席あります。

    明るく開放的な店内。崇神(すじん)天皇陵など奈良らしい風景を眺めながら、ゆったりと飲食を楽しめます
    奈良県内の特産品を販売。定食につく紀州南高梅の「はちみつ梅」も買えます

    Katsuiといえば、やはりエビフライ!
    ランチの一番人気「エビフライ定食」は、大きな有頭海老2尾をメインに、クリームコロッケ、ポテトフライまで添えられた、まさに洋食の王道です。
    使うエビは、世界最高品質を誇るフランス領ニューカレドニア産の「天使の海老」。生パン粉を薄くまぶして菜種油で揚げているので、衣は軽くサクッとした歯応え。噛んだすぐ後に、プリプリのエビの旨みと甘みが口の中いっぱいにじゅわっと広がります。
    酸味控えめのマヨネーズとスイートピクルス、粗みじんの玉ねぎ、ゆで卵で作る自家製タルタルソースをエビフライにつけていただくと、甘みが一層引き立ちます。
    付け合わせの野菜とグラスたっぷりのサラダは、主に地元産を使用。野菜本来の濃い味を堪能できます。

    ランチの「エビフライ定食」1,600円。薄い衣でカラリと揚げているので、年配の方にも人気。奈良県産ヒノヒカリのご飯はお代わり自由で、ドリンクも付きます

    定食には他に、ハンバーグステーキや黒毛和牛ロースの塩焼きなども。いずれもサラダに加え、ご飯と具だくさんの豚汁、梅干しが付きます。

    ランチでは、ミディアムレアに仕上げた「黒毛和牛ロースの塩焼き定食」2,500円も好評。とろけるようなお肉の食感にご飯が進みます。吉野の梅谷醸造元の宮瀧しょうゆをつけると風味がアップ

    センター隣には、「関西花の寺」としても知られる長岳寺があり、大和三山を見渡させる龍王山登山口もすぐそこ。
    おいしいランチで元気が出たら、古のロマンに浸りに、もうひと歩きしましょうか。

    長岳寺の隣にあり、大和三山をモチーフにしたかわいい暖簾が目印。トレイルセンターには観光コンシェルジュもいるので、気軽に訪ねてみて

    洋食Katsui 山の辺の道(ようしょくかつい やまのべのみち)

    住所
    天理市柳本町577-1 天理市トレイルセンター内
    電話
    0743-67-3838
    営業時間
    ランチ11:00~15:00(LO14:00)、喫茶タイム9:00~17:00、ディナー17:30~21:30(LO20:30)※ディナーは木~日曜と祝日のみ
    定休日
    月曜(祝日の場合は翌日)
    web
    https://katsui1999.com/

    ※価格は全て税込みです
    ※最新情報は各所へお問い合わせください

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