林神社りんじんじゃ
旅のはじまりは、
和菓子の神様にご挨拶
漢國(かんごう)神社の境内にある林神社は、饅頭の祖神・林浄因(りんじょういん)を祀っています。林浄因は、日本で初めて饅頭を作って売り出した人物で、660年余り続く東京の老舗・塩瀬総本家の始祖でもあります。日本で唯一、饅頭の神様を祀ることから、全国の菓子業者から篤い信仰を集め、毎年4月には「饅頭まつり」も行われます。
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鏡餅の石像が左右にある林神社。1350年に元(当時の中国)から来日した林浄因は餡の入った饅頭を考案。「奈良饅頭」として売り出すや、たちまち大評判に
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林浄因が結婚式の時、子孫繁栄を願って紅白饅頭を埋めたという「饅頭塚」
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4月19日の「饅頭まつり」では全国の菓子業者から銘菓が奉納されます
詳細情報
- 住所
- 奈良市漢国町6
- 電話
- 0742-22-0612
- 拝観時間
- 6:00~18:00
- 拝観料
- 無料
- アクセス
- 近鉄奈良駅から徒歩約5分
- WEB
- https://kangou-jinja.jp/rinjinja/
千代の舎 竹村ちよのや たけむら
お詣りの後はさっそく!
饅頭の神様ゆかりの銘菓を
元禄14(1701)年創業の老舗和菓子店。人気の銘菓「奈良饅頭」は、林浄因が考案した奈良饅頭を現代風に仕立てた焼き饅頭です。90年ほど前から「奈良饅頭」を販売しているそうで、時代とともに改良を重ねて現在の形になりました。林浄因からとった「林」の焼き印の方には黒のこし餡、鹿の焼き印の方には白のこし餡が入っています。
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奈良饅頭(黒餡、白餡)1組350円。しっとりと焼き上げた生地の中には餡がぎっしり。昔ながらのしっかりとした甘さの餡にほっこりします
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「野守の鏡」(紅白)1組350円。ほのかな甘みがある麩焼きで味噌風味の餡をはさんでいます
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ひがしむき商店街にあり、奈良市内で最も古いという老舗和菓子店。創業当時からこの場所で営んでいます
詳細情報
- 住所
- 奈良市東向南町22
- 電話
- 0742-22-2325
- 営業時間
- 10:00~17:30
- 定休日
- 水曜
- アクセス
- 近鉄奈良駅から徒歩約3分
寧楽菓子司 中西与三郎なかにしよさぶろう
職人に教えてもらいながら
本格的な和菓子作りを体験!
職人が丁寧に作った和菓子を取り揃える、町家の菓子処。店奥にある茶房では、季節の生菓子と抹茶がいただけます。毎月1回程度「和菓子作り体験」が開催され、職人に教わりながら本格的な和菓子を作ることができます。干菓子1種類と上生菓子2種類の菓子作りを体験でき、出来上がった和菓子は、店内で抹茶と一緒にいただけるほか、持ち帰ることも。
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お店にはかわいい和菓子がたくさん!写真は「庚申さん」330円。ならまちの「身代わり申(ざる)」をかたどった上生菓子で、餡はこし餡と白餡の2種類
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「和菓子作り体験」は1時間程度。参加費2,160円(2日前までに要予約)
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店先に庚申さんが吊り下げられ、ならまちらしい佇まい
詳細情報
- 住所
- 奈良市脇戸町23
- 電話
- 0742-24-3048
- 営業時間
- 9:30~18:00(喫茶は10:30~)
- 定休日
- 不定休
- アクセス
- 近鉄奈良駅から徒歩約10分
- WEB
- https://www.facebook.com/nakanishiyosaburo/
砂糖傳増尾商店さとうでんますおしょうてん
甘い金平糖を可愛い小箱に!
ならまちの素敵な砂糖屋さん
160年余りの歴史を持つ老舗。砂糖がまだ珍しい時代だった安政元(1855)年に、阿波の白下や和三盆などの上質な砂糖を商うようになりました。おみやげに大人気なのが「奈良こんふぇいと」。大仏さんや鹿といった奈良らしいモチーフの絵柄が描かれた小箱を選ぶと、そこに好きな金平糖(こんぺいとう)を詰めてもらえます。
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「奈良こんふぇいと」は箱入り540円。金平糖を詰める小箱が自由に選べます。写真の小箱は、ならまち本店のみ取り扱いの天平文様(てんぴょうもんよう)デザイン
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金平糖は黒糖、ブルーベリー、大和茶、柿の葉など約15種類の味があります
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創業者・増尾傳次郎の名の「傳」を取って「砂糖傳」と呼ばれるように
詳細情報
- 住所
- 奈良市元興寺町10
- 電話
- 0742-26-2307
- 営業時間
- 9:00~18:00
- 定休日
- 無休(年末年始を除く)
- アクセス
- 近鉄奈良駅から徒歩約15分
- WEB
- https://www.satouden.com/