古都の風景と自然の美しさに見惚れる趣向を凝らした客室でゆるりと

選りすぐり宿

“何もしない贅沢”に癒される
明日香の1日1組限定の古民家宿

縁側に腰を掛け、心地いい風を感じながら、ただ自然に目を向け日向ぼっこをする――。
都会では味わえない、そんな贅沢なひとときを過ごせるのが、「あすか癒俚の里 森羅塾」。
のどかな明日香村の地に建ち、1日1組限定で貸し切ることができる古民家宿です。

    あすか癒俚の里 森羅塾 ASUKA YURINOSATO SHINRAJUKU

    縁側を備え、懐かしい雰囲気

    古代ロマンを感じる明日香村は、日本の原風景が残る場所。
    宿が少なく、その大半は民宿ですが、地元の工務店のオーナーが明日香村の活性化を目的に、民宿とは異なるスタイルの宿を始めたいとオープンしました。
    築80年の日本家屋を、オーナー自らが図面を引き、工務店の職人らとともに約一年をかけてリノベーション。
    昔ながらの風情を残しながら、現代人が快適に過ごせるよう、清潔で洗練された空間に仕上げました。

    日本家屋の美しさを感じる佇まい。玄関を入って左側が居間、右側に浴室とトイレを備えます

    部屋は、10畳の和室、縁側付きの7.5畳和室、板の間付き6畳和室の3部屋あります。
    夫婦やカップルでのんびり過ごしたり、友人同士で思い思いに過ごしたりするなど、時間を忘れ、ゆったりとくつろぐ方が多いといいます。

    板の間付き6畳和室。向かいに見えるのは、チェックインを行うレセプション棟
    季節の花が生けられた床の間を備え、居間としてくつろげます

    部屋が3つあることから、グループや親子3世代の利用もしやすいうえ、1棟貸しなので、夜泣きなどが心配で旅行できなかったという小さな子どもを連れたお客様にも喜ばれているそうです。

    元は納屋だったスペースを改装し、10畳和室に。寝室として使用できます

    ゆったりと過ごせる理由は、部屋の広さだけではありません。
    チェックインが朝9時、チェックアウトが翌日の夕方4時で、最長31時間のロングステイができるんです!
    明日香村に到着後、まずチェックインをして荷物を置いてから観光へ出かけることも、翌日夕方まで荷物を置いたまま出かけることができます。時間を気にせず、朝寝坊できるのも嬉しいですね。
    浴室はゆったりとしたスペースで、家族で入っても十分な広さ。信楽焼の浴槽に浸かれば、旅の疲れもとれリラックスできます。

    手足が伸ばせる大きさの信楽焼の浴槽で、ほっこりバスタイムを

    食事は付いていませんが、予約時に周辺のレストランを紹介してくれるほか、お隣にある橿原市の割烹料理店のお弁当をデリバリーしてくれるサービスもあります。もちろん、持ち込みもOK。
    朝食は、デリバリーする方が半分以上だそうで、橿原市の人気パン屋さんの焼き立てパンの盛り合わせと、スープ、サラダを提供してくれます(2名以上で3日前までに要予約)。

    マネージャーの池川寿宏さん。日中はレセプション棟にいて、デリバリーの手配などを含むお世話をしてくれます。宿泊客が心地よくステイできるよう常に気を配られ、プライバシーに配慮したスマートな対応が評判です

    朝もやがかかる幻想的な早朝、夕陽が写りこんで赤く染まる水田、黄金色に輝く稲穂が揺れる秋の夕暮れなど、四季折々の明日香の風景を、縁側や部屋にいながら楽しむことができるのは、時を忘れてゆっくりとできる場所だからこそ。

    テレビやオーディオはなく、聞こえてくるのは、風の音や鳥の声。
    「日常の延長線上にある非日常を味わっていただくことができます」と池川さん。
    心が安らぐ“何もしない贅沢”を味わいにいきませんか?

    のどかな風景の中にたたずむ1軒宿。左奥に見えるのは、『万葉集』にも詠まれる「雷丘(いかづちのおか)」

    あすか癒俚の里 森羅塾(あすかゆうりのさと しんらじゅく)

    住所
    高市郡明日香村雷35
    電話
    0120-957-087
    チェックイン
    9:00/チェックアウト16:00
    料金
    1泊1名15,000円(2~8名利用の場合、1名利用の場合は1泊25,000円)
    web
    http://asuka-yuri.jp/

    ※価格は全て税込みです
    ※最新情報は各所へお問い合わせください

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