あざやかな「日本の色」にふれる、美的感覚が磨かれる旅(半日コース)
あざやかな「日本の色」にふれる、美的感覚が磨かれる旅(半日コース)

モデルコース(エリア)

あざやかな「日本の色」にふれる、
美的感覚が磨かれる旅(半日コース)

古くは万葉集にも記された、様々な“日本の色”。
それは、日本人の持つ美意識と言語センスから生まれた、日本古来のもの。
1300年前から続く伝統にも、現代の私たちが美しいと思う料理やお菓子にも、奈良には鮮やかな色彩が息づいています。
あなたもゆかしい“日本の色”を探しに、奈良を旅してみませんか。
限られた時間でも、心に残る日本の色を見つけたい方におすすめの半日コースです。

奈良のまちを堪能できる、1日コースはこちら

    01

    興福寺こうふくじ

    約300年ぶりに蘇った、
    1300年前の色彩
    丹色が鮮やかな中金堂へ

    五重塔をはじめ、東金堂や北円堂、三重塔など国宝の堂塔が並ぶ世界遺産・興福寺に、およそ300年ぶりに中金堂が再建されました。中金堂は、興福寺の祈りの中心の場であり、ご本尊を安置する最も大切な場所。約30年の年月をかけ、創建時と同じ場所に、同じ大きさで建立されました。その圧倒的なスケールと丹色の荘厳なたたずまいは、天平時代の華やかさが現代によみがえったようです。

    • 「丹色(にいろ)」の中金堂と、青空のコントラストが美しい

    • 「金色(こんじき)」に輝くご本尊の釈迦如来坐像

    色のワンポイント

    丹色にいろ
    赤色の顔料として使われていた土の色。丹は赤土の古語で「あか」とも呼びます。「丹」は真心を意味する言葉でもあり「丹精を込めて」というように現代でも使われています。また、赤色は、魔除けの力があるとされていたため、神社の鳥居や、寺院などでも塗られるようになりました。

    詳細情報

    住所
    奈良市登大路町48
    電話
    0742-22-7755
    拝観時間
    境内参拝自由、中金堂・国宝館・東金堂9:00~17:00(受付は16:45まで)
    拝観料
    中金堂500円、国宝館700円、東金堂300円(国宝館・東金堂共通券900円)
    アクセス
    近鉄奈良駅から徒歩約5分
    WEB
    https://www.kohfukuji.com/
    02

    堀内果実園ほりうちかじつえん

    果実園の直営カフェで
    カラフルなスムージーを

    明治時代から続く奈良・西吉野の果実園が直営するフルーツカフェ。「果物そのもののおいしさを味わってほしい」と、旬の完熟フルーツを使ったドリンクやサンドイッチなどが味えます。2種類の果物を同時に楽しめる2層タイプの「グラデーションスムージー」は、バイカラーが可愛いドリンク。パイナップルとベーコンを合わせたおかず系サンドイッチなどもあり、果物本来のおいしさを、色鮮やかな色合いともに余すことなく楽しめます。

    • 「照柿色(てりがきいろ)」の柿がいっぱい

    • 旬のフルーツを2種類使ったスムージー。660円~

    • 奈良の名産、柿を使ったサンドイッチ。990円~

    色のワンポイント

    照柿色てるかきいろ
    よく熟した柿の皮の色に似た色です。実は奈良は柿の名産地。「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」などの俳句からも、奈良が柿の産地であることがわかります。秋には奈良の各所で照柿色を見つけることができますので、ぜひ探してみてください。

    詳細情報

    住所
    奈良市角振町23
    電話
    0742-93-8393
    営業時間
    10:00~19:00
    定休日
    無休
    アクセス
    近鉄奈良駅から徒歩約4分
    WEB
    https://horiuchi-fruit.jp/shop/
    03

    寧屋工房なやこうぼう

    奈良の伝統工芸・赤膚焼
    陶芸家の技巧が光る工房

    奈良の伝統工芸・赤膚焼(あかはだやき)の陶芸家、武田高明さんの工房。赤膚焼は、乳白色の柔らかな風合いの陶器に、色とりどりの可愛い「奈良絵」を描いているのが特徴です。こちらでは抹茶碗のほか、コーヒーカップやお皿など日常使いできる赤膚焼を販売。また、透かし彫りを施した陶器の中に火を灯し、映し出す影の美しさを楽しむ「燈火器(とうかき)」は、工房のオリジナル作品。幻想的で目を奪われます。

    • 「乳白色(にゅうはくしょく)」
      「奈良絵」のコーヒーカップ8,500円~

    • 燈火器。茶器などの細工を主として制作する武田さんが生み出した作品

    • 築130年余りの町家を改装して工房に

    詳細情報

    住所
    奈良市芝新屋町18
    電話
    0742-23-3110
    営業時間
    10:30~17:30
    定休日
    水曜
    アクセス
    近鉄奈良駅から徒歩約15分
    WEB
    https://nayafactory.jp/
    04

    樫舎かしや

    熟練の職人がもてなす
    上品な和菓子のフルコース

    奈良の有名社寺御用達の、ならまちにある和菓子店。店主の喜多誠一郎さんが毎日作る、四季折々の和菓子が並びます。なかでも、目の前で喜多さんが作る和菓子をカウンターに座っていただけるフルコースが人気。季節に合わせた上生菓子や半生菓子と、抹茶やコーヒーなど各お菓子に合う飲み物が順に供されます。鮮やかな妙技を目の前で見ながら、作り立てのお菓子をいただける贅沢な体験ができますよ。

    • 「紅梅色(こうばいいろ)」が美しい上生菓子

    • 全国の中でも一流の素材だけを使って作られるお菓子

    色のワンポイント

    紅梅色こうばいいろ
    早春に咲く紅梅の花のような、やや紫みがかった淡い紅色です。紅梅色は、濃紅梅(こきこうばい)、中紅梅(なかこうばい)、淡紅梅(うすこうばい)など色合いによって様々な呼び名が存在します。奈良公園をはじめ、薬師寺や菅原天満宮など梅の名所で実際に梅を見ながら色を見比べるのも楽しいかもしれません。

    詳細情報

    住所
    奈良市中院町22-3
    電話
    0742-22-8899
    営業時間
    9:00~18:00
    定休日
    不定休
    アクセス
    近鉄奈良駅から徒歩約10分
    WEB
    http://www.kasiya.jp/
    05

    東大寺二月堂とうだいじにがつどう

    1日の終わりに奈良のまちを
    国宝のお堂から贅沢に望む

    1日の終わりに奈良の景色を楽しむなら、東大寺二月堂がおすすめ。二月堂は毎年3月に修二会(しゅにえ)が執り行われる場所。国宝のお堂でありながら、24時間自由に参拝することができるのも魅力です。こちらからは奈良のまちを一望できます。雄大な眺望に見惚れていると、心が洗われていくよう。旅の思い出とともに深く胸に刻まれる光景です。

    • 奈良の町並みが見渡せる絶好のロケーション

    • 舞台造りになっている二月堂。江戸時代に再建

    • 大仏殿の裏側から二月堂へと続く裏参道は風情たっぷり

    詳細情報

    住所
    奈良市雑司町406-1
    電話
    0742-22-5511
    拝観時間
    二月堂は24時間参拝可能 ※お静かにお参りください
    拝観料
    二月堂は無料
    アクセス
    近鉄奈良駅からバス約4分「大仏殿春日大社前」下車、徒歩約13分
    WEB
    http://www.todaiji.or.jp/

    ※最新情報は各所へお問い合わせください

    修学旅行のイメージが強い奈良だけど、
    実はご紹介したような「日本の色」に満ちたまち。
    大人だからこそ楽しめる、日本の色に感性が磨かれる旅に
    ぜひぜひ出かけてみてください♪

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