酒まんじゅう「出世男」 さけまんじゅう「しゅっせおとこ」

鈴音堂がある橿原市は、初代神武天皇をお祀りする橿原神宮や、日本最初の都・藤原宮跡がある歴史深いエリア。
その橿原市が新しいみやげ物を発掘しようと2011年に開催した「第1回奈良県橿原市みやげ物発掘プロジェクト」で見事グランプリを受賞したのが、鈴音堂の酒まんじゅう「出世男」です。

使う地酒は、江戸時代の町並みが残る橿原市今井町で300年以上続く河合酒造の日本酒。
立身出世の願いを込めて名付けられた看板銘柄の「出世男」を使用しています。
濃潤で、飲み飽きない味わいの「出世男」は、山本さんが好きなお酒。「味もよく、名前も縁起がいい」と、まんじゅうに使い始めたそうです。
まんじゅうの生地は、酒粕、砂糖、日本酒を入れて半日寝かし、そこに薄力粉を混ぜてさらに1日寝かします。
「酒まんじゅうは“香りで食べる”といわれるんです」と山本さん。香りを大切にしながら、お酒のまろやかさを持続させるのが難しかったそうで、配分を変えたり、生地の寝かせる時間を変えたりと試行錯誤の末、香り高い酒まんじゅうに仕上げました。


蒸し上がりすぐの生地は、ふわっとやわらかく、お酒の香りがふわりと立ちます。
時間が経つにつれ生地が落ち着き、しっとりとした食感に。お酒の香りが生地に馴染み、風味が一層感じられます。
生地の中には、北海道産の小豆を使ってなめらかに炊き上げたこし餡が。

「出世男」の名前にあやかり、「お子さんの誕生時や、人生の節目に食べてほしい」と、心を込めて作る山本さん。
縁起のいいおまんじゅうとしても喜ばれています。
鈴音堂 小綱店(すずねどう しょうこてん)
- 住所
- 橿原市小綱町17-35
- 電話
- 0744-22-3256
- 営業時間
- 9:00~18:30
- 定休日
- 木曜
- web
- http://suzunedou.com/
※価格は全て税込みです
※最新情報は各所へお問い合わせください