NIPPONIA HOTEL 奈良ならまち ニッポニアホテル ならならまち
「NIPPONIA HOTEL 奈良ならまち」があるのは、ならまちの北側で観光に便利な場所。
奈良市南端に酒蔵を構える豊澤酒造の創業の地です。
昭和10年に酒蔵が移転して以降は、住居として使われていましたが、数年前から空家に。創業の地を大切に想っていた豊澤酒造の社長が「建物を生かしたまま利用できる方法はないか」と考え、古民家再生の実績が豊富な会社に運営をまかせ、2018年秋にホテルという形でよみがえりました。
かつてこの辺りは、春日山から流れる良質な伏流水が湧き出るため、酒蔵が多く、豊澤酒造もその一つでした。
そのため今も敷地内に井戸があり、湧出する井戸水は調理やお風呂の湯として利用されています!
母屋をはじめ、米を貯蔵していた米蔵、家財道具を収納していた内蔵などを、快適な客室に改装。
木材や梁、漆喰の壁などは最小限の補修に留め、約100年前の建物の良さを生かしています。
客室は全8室。ベッドルームと和室を備えた広々とした客室をはじめ、メゾネットタイプ、元茶室、離れなどすべて異なるタイプで、部屋にはそれぞれ、甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)など十干(じっかん)の名前が付けられています。
内蔵を改装した「HINOTO」は、メゾネットタイプの客室です。
お風呂は、職人手作りの檜風呂です。
各客室には入浴用の酒粕が用意されています。
ガーゼに包まれた酒粕をお湯の中に入れてもみ出すと、酒粕のいい香りがふわりと漂います。一説には、酒粕は保湿・美肌に効果があり、肌がしっとりなめらかになるとも。湯冷めがしにくく保温効果もあるので、体の芯までポカポカに温まって、ぐっすり眠れそうです。
かつて台所として使われていた土間は、おしゃれなレストランスペースに変身。奈良県産の杉を用いたカウンターで、豊澤酒造が醸した日本酒にぴったり合うコース料理が味わえます。
フレンチ出身のシェフが、「日本酒といえば和食というこれまでの固定観念を取り払ってもらいたい」と、フレンチをベースに和を取り入れた創作料理を提供しています。
「『豊祝』は、フルーティーな香りとふくよかな味わい。お酒を仕込む水がまろやかな軟水なので、お酒自体もやさしく感じられます」とシェフ。「香りの中に表情があるんです」。
日本酒の繊細な香りや風味を損なわないように、料理にバターは使いません。四季折々の奈良県産の食材を織り交ぜながら、日本酒とマッチするオリジナリティの高い料理を生み出しています。
お楽しみの夜のコースは、アミューズからはじまり、オードブル2皿、魚料理、肉料理、ご飯もの、デザート2皿、パン、小菓子、コーヒーまで。内容は2か月ごとに替わります。
日本酒に詳しいシェフとサービススタッフが、料理と日本酒のペアリングや、ここでしか飲めない蔵元直送のお酒を教えてくれるので、ぜひおすすめを聞いてみてください。
清酒発祥の地で、酒蔵だった場所に泊まり、お酒を存分に楽しむ――。
日本酒好きにはたまらない大人のためのホテルです。
NIPPONIA HOTEL 奈良ならまち
- 住所
- 奈良市西城戸町4
- 電話
- 0120-210-289(NIPPONIA総合窓口/11:00~20:00)
- チェックイン
- 15:00~19:00/チェックアウト10:00
- 料金
- 1泊2食付き30,240円~(サ別)
- web
- https://www.naramachistay.com/
※価格は全て税込みです
※最新情報は各所へお問い合わせください