森のオーベルジュ星咲
~きらら~
MORI NO AUBERGE KIRARA

「オーベルジュ」とは、宿泊施設を備えたレストランのこと。
曽爾村出身のご主人・芝田秀人さんが「曽爾村の良さを、食と風景から感じてファンになってほしい」と、奥様とともに1日1組限定のオーベルジュを開きました。
可愛いロッジ風の建物の中に入ると、窓が大きくとられたウッディなダイニングがあります。
窓の外には、三峰山(みうねやま)や高見山などの1,000m級の山々や、国の天然記念物・屏風岩などの雄大な眺望が広がります。
部屋の真ん中の大きな支柱は、シンボルツリーのクワの木。「絵本に出てくる森の虫が住むような家」をコンセプトに、枝のオブジェや薪ストーブなどを配した、温かみのある空間になっています。

建物のすぐ下には、ご夫婦の畑が。年間を通して約30種類の野菜を自家栽培しています。
ここを開く前に学校で農業を学んだご主人と、前職で野菜料理に定評のある有名店で店長をしていた奥様という野菜愛にあふれた二人が、時には地元の方に教わりながら、愛情込めて育てています。
ディナーコースは、旬の素材を生かした“里山フレンチ”。
カブのムースやバーニャカウダ、カボチャとキクイモのスープなど、その日の朝に収穫した新鮮な野菜をふんだんに使った料理が味わえます。

魚料理や、奈良のブランド牛・大和牛を使ったメイン料理などにも野菜が添えられており、コース全体を通すと20種類近くの野菜をいただけることに。
それも、なるべく野菜の種類が被らないようにしているそう。
どれも、みずみずしくて味が濃く、それぞれが持つ野菜本来の旨みがぎゅっと凝縮されていて、あらためて野菜のおいしさに気づかされます。

また、料理に合うワインがいただけるのも、オーベルジュの楽しみの一つ。
ソムリエの資格を持つご主人が、料理とのペアリングをしてくれます。
2名のお客様が多いので、ワインはボトルではなく、グラスワインが中心。ワインの酸化を抑制する専用のサーバーを使用しているので、グラスワインも風味豊かなまま提供されます。

客室は、マットレスベッドを配した素敵なお部屋が1つ。
「自然と向き合い、非日常を体感してほしい」と、時計とテレビを置いていません。

宿名の「星咲(きらら)」は、夜になると「星が咲くようにたくさん見える」ことと、古語で「笑う」を「咲(わら)ふ」と書くことから、「ここに来てくれた人が笑顔で帰ってくれたら」という思いを込めて名付けられました。
夜になると辺りは真っ暗になり、空には満天の星が瞬きます。
おいしいワインと料理を堪能した後は、夜空を見上げ、日常を忘れて心休まるひとときを。

森のオーベルジュ星咲~きらら~
(もりのおーべるじゅきらら)
- 住所
- 宇陀郡曽爾村小長尾658-1
- 電話
- 0745-88-9155
- チェックイン
- 15:00/チェックアウト11:00
- 料金
- 1泊1室39,600円(2名利用の場合、食事別)、ディナーコース8,800円、朝食2,200円
※昼食だけの利用も可(5,500円~) - web
- https://www.kirara-soni.com/
※価格は全て税込みです
※最新情報は各所へお問い合わせください