ふふ 奈良 FUFU NARA
建物の建築デザインを手掛けたのは、新国立競技場の設計者で世界的建築家・隈研吾(くまけんご)氏。
コンセプトは、名勝地にあることを生かした「庭屋一如(ていおくいちにょ)」。庭と建物の調和がとれた空間を指す言葉で、伝統的な日本の住まいの形です。
奈良の伝統的な建築技法を用いて、吉野杉をふんだんに使った数寄屋風造りになっています。
外観と館内は、奈良の特産である墨をイメージしたシックな装い。
白木(しらき)を多用することで知られる隈氏の建造物の中では、珍しく墨色を基調としています。
館内に一歩入ると、その墨を想起させるお香の香りがお出迎え。灯篭を模した照明や奈良の土で作った花器、奈良晒(ならさらし)のシェードが飾られ、五感で奈良らしさを感じることができます。
30室ある客室は、すべてスイートルーム。
全室に露天風呂が備えられており、広々とした湯船につかりながら、木々の緑を眺め、鳥や虫の声に耳を傾けて、ゆったりと湯浴みが楽しめます。
薬発祥の地・奈良らしく、和漢植物を使用した入浴剤も用意されています。大和当帰(やまととうき)をはじめ数種類の植物入りで、夏はミント系でさっぱりと、冬はシナモン系でポカポカに。
食事は、2020年5月に復元整備された瑜伽山(ゆうがやま)園地の庭園を通り抜けたところに建つ、離れのレストラン「滴翠(てきすい)」で。
夕食は、日本料理か鉄板焼きからチョイス。奈良が漢方とゆかりが深いことから、大和当帰をはじめとした和ハーブや、地産の食材をふんだんに使ったコース料理がいただけます。
食事の後は、ロビーラウンジの横にあるバーに立ち寄るのも◎。
奈良の地酒を使ったオリジナルカクテルなどがいただけます。
夜は静寂に包まれるので、竹林が風になびく音や、鹿の鳴き声が聞こえてくることも。
翌朝はぜひ、早朝の若草山と世界遺産・春日山原始林のハイキングが楽しめるアクティビティに参加を。
通常、若草山ドライブウェイの開門は8時ですが、それよりも早くゲートを通行できる特別なプランなので、人のいない若草山山頂からの景色と朝の神秘的な森の息吹を感じられます。
ここは、忙しい人にこそ訪れてほしい癒しのリゾート。
「ふふ」と優しい微笑みが生まれる場所でありたいと名付けられた極上のホテルで、気づけば「ふふ」と笑顔がこぼれる、心がやわらかくなるひとときを。
ふふ 奈良
- 住所
- 奈良市高畑町1184-1
- 電話
- 0742-81-7738
- チェックイン
- 15:00/チェックアウト11:00
- 料金
- 1泊2食付38,650円~(サ込) ※2名1室利用時
- web
- https://www.fufunara.jp/
※価格は全て税込みです
※最新情報は各所へお問い合わせください