ゴールデンラビットビール
ゴールデンラビットビールは、製薬会社に勤める市橋健さんが「酒の起源である奈良を盛り上げたい」とビールの醸造を始め、2015年に誕生しました。
もともとビール造りに興味を持っていた市橋さんは、製薬会社勤務で得た製剤や化粧品製造のノウハウをビール造りに生かせると考え、独学で醸造技術を身に付けたそう。
今では、年間約40種類ものビールを製造しています。
なかでも代表的な銘柄が、「そらみつ」と「あをによし」。
「そらみつ」は、チェコのボヘミア地方で生まれたボヘミアンスタイルのピルスナー。
チェコ産の高級ファインアロマホップを100%使用した、飲みやすいビールです。さわやかな苦みとフルーティーな味わいが特徴です。
「あをによし」は、深い赤色をした、香り高いレッドエール。
芳醇でコクがあり、ひと口飲むとシトラスのような柑橘系の香りが鼻に抜け、その後にモルトの旨みが感じられます。
そのほか、独創的なビールも。
「しろたへ」は、ブレスラウ・ペールシェプスというビアスタイルで、「国内でおそらくここでしか作っていないかも」と市橋さんが言う、とてもレアなビール。
通常50~60%使う小麦モルトを80%以上使用しており、パンの香りを思わせるモルト・アロマが感じられます。
他のビールの倍の醸造時間を要し、手間暇がかかることから限られた醸造所でしか作られていないそう。
また奈良県産のお米やフルーツなどを使ったビールもあります。
ラベルのデザインが可愛らしい「あすかびーる」は、明日香村のブランドイチゴ「あすかルビー」を使ったエール系ビール。
あすかルビーの特徴である酸味を引き出した、香り豊かでみずみずしい口当たりです。
ゴールデンラビットビールという名は、お酒の神様を祀る大神神社(桜井市)の「なでうさぎ」が由来。
このうさぎの像をなでると運気がアップするといわれていることから、「ビールを飲まれる方の幸せと、うさぎのような飛躍、繁栄を願って命名しました」と市橋さん。
そのご縁もあり、大神神社で、酒造関係者からなる酒栄講(さかえこう)にクラフトビール醸造所として初めて入講し、毎年11月に行われる酒まつりにも参列しています。
「そらみつ」と「あをによし」という商品名は、いずれも「大和」や「奈良」にかかる枕詞を引用。
「名前を見て、奈良を感じてもらえるビールにしたかった」という思いで名付けられました。
古都らしい、雅なネーミングの奈良発クラフトビールは、お酒と縁の深い奈良のおみやげにぴったり。
醸造所2階のタップルームで味を確かめてから購入するのもおすすめです!
Golden Rabbit Beer(ゴールデンラビットビール)
- 住所
- 奈良市東寺林町30
- 電話
- 0742-77-0944
- 営業時間
- 販売10:00~17:00、タップルーム金曜19:00~21:00、土曜13:00~21:00、日曜13:00~17:00
※新型コロナウイルス感染症予防のため営業時間が変更になる場合があります。 - 定休日
- 月曜、木曜
- web
- https://www.goldenrabbitbeer.com/
※最新情報は各所へお問い合わせください