五感がときめき、心も体もととのう癒し旅(1日目)

モデルコース(エリア)

五感がときめき、
心も体もととのう癒し旅
(1日目)

今、ほしいもの。それは、
美しい眺め、心地いい音、かぐわしい香りに囲まれながら、
おいしい食べ物や、やさしい癒しにふれる時間を思いっきり過ごすこと。
そんな五感がときめくスポットをめぐり、心と体がととのうモデルコースはいかがですか?
1日目は、世界遺産・薬師寺のある西ノ京エリアです!

    01

    奈良バイクシェアならばいくしぇあ

    体を動かして風に吹かれ、
    ととのう

    旅の始まりはシェアサイクルがおすすめ。
    大和西大寺駅のすぐ近くにあるサイクルポートで自転車をレンタルしたら、「秋篠川自転車道」を通って、世界遺産・薬師寺のある西ノ京へ。
    電動アシスト付き自転車なので、とってもラクチン。ペダルを踏みこむと、ぐんっ!と前に進んでくれます。
    のどかな川沿いを走り、気持ちのいい風を体いっぱいに感じましょう。

    • 「秋篠川自転車道」。世界遺産・平城宮跡の西側を南北に流れる一級河川・秋篠川に沿って整備されています

    • 大和西大寺駅から薬師寺まで3.5㎞ほど。道も平坦なので走りやすく、のどかな西ノ京の風景を満喫できます

    • 近鉄大和西大寺駅前(南口)にサイクルポートが設置されています(奈良市西大寺南町1-3 三和西大寺南町ビル)

    • 前方に見える赤い門は薬師寺の與楽門(よらくもん)。その少し手前の右側に無料駐輪場があります

    詳細情報

    住所
    奈良市西大寺南町1-3(三和西大寺南町ビル)
    アクセス
    近鉄大和西大寺駅から徒歩すぐ
    WEB
    https://docomo-cycle.jp/nara
    02

    薬師寺やくしじ

    医薬の仏さまと心静かな
    写経に、ととのう

    今回の旅の中心、薬師寺です。
    中門をくぐると、金堂が真正面に現れ、続いて東塔と西塔が視界の左右に。目の前に広がるシンメトリックの美しい伽藍に、思わず見とれてしまいます。

    まずは金堂のご本尊・薬師三尊にご挨拶を。
    真ん中に座っておられる薬師如来は、人々を病や苦しみから救い、安らぎを与えてくださる「現世利益の仏さま」。
    その左右に寄り添うようにして立つのは日光菩薩・月光菩薩で、太陽や月の光のようにいつも人々を照らし、見守ってくださっています。

    お香のいい香りに包まれたお堂の中で、慈愛に満ちた薬師三尊に見つめられていると、心が軽やかにほどけていきます。そっと手を合わせ、深い祈りを捧げましょう。

    薬師寺で、ぜひ体験したいのが「お写経」です。お手本をなぞりながら、般若心経などのお経を1字1字ていねいに書くことで、自分自身と向き合う静かなひとときに。心に余裕が生まれ、スッキリととのいます。

    • 薬師三尊像(国宝)。白鳳時代を代表する金銅仏で、中央が薬師如来、手前が日光菩薩、奥が月光菩薩

    • コロナの早期終息を願い、薬師如来の前には現在、「薬壺(やっこ)」が特別に置かれています※2021年10月時点

    • 金堂と東塔(国宝)。東塔は2009年7月より着手した解体大修理を終え、12年ぶりに見ることができます

    • 東塔をかたどった可愛い「東塔おみくじ」500円。東塔を背景に“映え写真”を撮るのも◎

    • お写経は自身の心を見つめ直し、落ち着けるための仏教の修行の一つ。所要時間は1時間~1時間30分ほど

    詳細情報

    住所
    奈良市西ノ京町457
    電話
    0742-33-6001
    拝観時間
    9:00~17:00(最終受付は16:30)
    拝観料
    期間により異なります。
    詳しくは薬師寺公式サイト
    アクセス
    近鉄西ノ京駅から徒歩約1分
    WEB
    https://yakushiji.or.jp
    03

    薬膳カフェ 奈里やくぜんかふぇ なり

    体にやさしい薬膳料理で、
    ととのう

    薬師寺で心をととのえた後は、体の中がととのう薬膳カフェへ。
    薬膳は、食べ物で体内のバランスをととのえて健康に導く食事のこと。
    こちらでは、玄米菜食を基本に、季節の食材を取り入れた薬膳料理が味わえます。
    家族の病気をきっかけに薬膳を学んだ店主が「体にいいものを食べてもらいたい」と、動物性の食材を使用せず、一品一品心を込めて手作りしています。
    ヘルシーで体にいいランチはボリュームも満点で、体の内側からデトックスできます。

    • 月替わり限定ランチ1,980円。写真は10月のメニュー。黒酢や黒砂糖、ナツメなどに4日間漬け込んだ薬師玉子、体を温める作用がある根菜たっぷりの薬膳おこわ、糖尿病改善に効果があるという小豆カボチャ、豆腐の甘酢スープなど

    • 月替わり限定ランチはデザートとコーヒー付き。この日のデザートはレンコンのスコーンとリンゴのピューレ

    • カウンター席があるので一人客も入りやすい。店内の一室には手作り雑貨店「奈良あをによし」を併設

    詳細情報

    住所
    奈良市西ノ京町408-1
    電話
    0742-77-7659
    営業時間
    11:00~15:00
    定休日
    金曜 
    ※土日は予約があれば営業
    アクセス
    近鉄西ノ京駅から徒歩約2分
    WEB
    https://aoniyoshi-nari.on.omisenomikata.jp
    04

    墨の資料館すみのしりょうかん

    初めてにぎる墨の感触に、
    ととのう

    奈良は日本における墨発祥の地。現在も墨造りが盛んで、国内シェア9割を誇ります。
    薬師寺の近くにある墨運堂(ぼくうんどう)は創業210年の製墨会社で、同社の墨は薬師寺のお写経でも使われています。そんな同社が奈良の墨の歴史や文化・技術を継承・普及するために開館したのが「墨の資料館」。全国でも珍しい墨に特化した資料館です。

    墨造りは寒い時期に行われ、館内では毎年10月中旬から4月下旬に、職人が作業している様子を見学できます。
    また、同期間は「にぎり墨」を体験することも。松煙・油煙などの煤(すす)と膠(にかわ)、香料を合わせ、艶が出るまで職人が練り合わせた墨玉を、自身の手で握って、オリジナルの墨に成形します。
    手元から漂う墨の香りと、温かくて柔らかな墨をギュッと握る感覚は、童心を思い出し、不思議と心が安らぎます。

    • にぎり墨体験1丁1,100円(事前予約制)。職人が窓越しに渡してくれた墨玉を、しっかりと握ります

    • 墨玉を力強く練るほど粒子が細かくなり、墨の色が綺麗になります

    • 職人は3人おり、ガラス越しに作業を見ることができます

    • 墨の濃度の違いを表現した書や、国内外の硬軟さまざまな水で試墨した書などを展示

    • 1972年から四半世紀かけて完成した「百選墨」。100丁すべて違う墨色・型で造られています

    詳細情報

    住所
    奈良市六条1-5-35
    電話
    0742-52-0310(墨運堂)
    開館時間
    10:00~17:00
    (最終入館は16:30まで)
    休館日
    10月~4月は月曜(祝日の場合は翌日)/5月~9月は土日祝
    ※8月1日~8月31は休館
    入館料
    無料
    アクセス
    近鉄西ノ京駅から徒歩約5分
    WEB
    https://boku-undo.co.jp/sumi_museum.html
    05

    平城宮跡へいじょうきゅうせき

    広大な歴史空間をゆったり歩き、ととのう

    今から1300年ほど前の西暦710年。奈良に都が移され、平城京ができました。
    平城京が首都だった奈良時代に、日本は律令国家としての仕組みを完成させ、仏教に彩られた天平文化も花開きました。日本はじまりの地といえる奈良。その中心部だったのが平城宮です。

    現在、平城宮跡は国の特別史跡として保存され、整備が進められています。世界遺産にも登録され、敷地は東京ドーム約26個分だとか。
    その広大な宮跡をゆったり歩き、ふと見上げると、何ひとつ遮るもののない大空を、悠々自適にたなびく雲。
    奈良時代の息吹に包まれて、心が解放されるひとときを過ごせます。

    朱雀門ひろばにある「平城京 肆(いちくら)」は、1000種類以上もの奈良みやげがそろう店。あなただけのとっておきに出会えるかも。

    • 平城宮跡の北方に建つ第一次大極殿(復原)。大極殿は奈良時代、天皇の即位など国の最も重要な儀式が行われていた建物です

    • 平城宮跡の南方に位置する朱雀門(復原)。平城宮の正門で、外国使節の送迎などが行われました

    • 大極殿は2つあり、こちらは聖武天皇が建てた第二次大極殿の跡。石の基壇が復原され、東方に若草山が望めます

    • 天平みつき館内にお店を構える「平城京 肆」。定番から“ひと味違う地元スペシャル”なおみやげまで、豊富なラインナップ

    • 平城宮にちなんだ名前の地酒も。左から「朱雀門」570円、「長屋王」1,650円。どちらも持ち帰りやすい300ml

    詳細情報

    住所
    奈良市二条大路南4-6-1
    電話
    0742-35-8201
    (平城宮跡歴史公園管理事務所/天平みはらし館、天平みつき館、天平うまし館、天平つどい館)
    0742-36-8780
    (平城宮跡管理センター/平城宮いざない館)
    0742-93-9013
    (平城京 肆)
    開園時間
    散策自由、朱雀門・第一次大極殿は9:00~16:30(最終入館は16:00)、
    天平みつき館(平城京 肆)は
    9:30~18:00(新型コロナウイルス感染症対策のため当面の間短縮営業中)
    ※施設によって異なります
    (事前に要確認)
    休園日
    無休 
    ※施設によって異なります
    (事前に要確認)
    アクセス
    近鉄大和西大寺駅から徒歩約15分
    WEB
    https://www.suzakumon-heijokyo.com/
    (平城宮跡歴史公園管理事務所)
    https://www.heijo-park.go.jp/
    (平城宮跡管理センター)
    06

    ANDO HOTEL 奈良若草山アンドホテル ならわかくさやま

    露天風呂から望む奈良の絶景に、ととのう

    若草山の中腹に建ち、絶景宿として人気を博すホテル。
    アクティビティや客室でゆっくり過ごせるプランが充実しており、客室には奈良で焙煎したコーヒーや奈良県産のお茶が用意され、奈良出身の作家が作陶したカップで味わえるサービスも。
    最大の魅力は、奈良の眺望を見渡しながら入浴できる展望露天風呂。山中にあるホテルならではの新鮮な空気と、野鳥の鳴き声、開放感あふれるお風呂に、心も体もリフレッシュ!
    夜はメインダイニング「TERRACE(テラス)若草山」で、奈良県産の食材にこだわりフレンチの技法を取り入れた華やかな和食と、唎酒師が選んだ奈良の地酒を楽しめます。

    • 屋上にある貸切展望露天風呂。宿泊者は無料で利用できます(50分)。青空が広がる日中、うっとりする夕景、きらきら輝く夜景、清々しい早朝など、時間ごとに違う表情を見せてくれます

    • 東大寺の大仏殿をはじめ奈良盆地を見渡せるパノラマビューツイン。広々とした客室でくつろぎの時間を

    • 唎酒師が料理に合う奈良酒を厳選して揃えており、ワインや日本酒のマリアージュを楽しむこともできます

    • ロビーにある暖炉で、揺らめく炎に癒されます。夜は焼きマシュマロや焼き芋のサービスも

    • のれんをくぐって館内に入ると、ほんのり甘さのあるウッディなオリジナルアロマの香りが出迎えてくれます

    詳細情報

    住所
    奈良市川上町728 新若草山ドライブウェイ沿
    電話
    0742-23-5255
    フロント
    デスク
    営業時間
    10:00~20:00
    休館日
    月曜(祝日の場合は営業)
    料金
    1泊2食付19,000円~(サ込) 
    ※2名1室利用時
    アクセス
    近鉄奈良駅から車で約10分 
    ※無料送迎あり
    WEB
    https://andohotelnara.com

    ※最新情報は各所へお問い合わせください

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