親子旅
Vol.3

全身で感じる!
奈良の伝統体験

奈良の大仏さまに親子で会いに行きました。参拝の後は、伝統を継承する瓦職人に教えてもらいながら私は鬼瓦、息子は手びねりを体験してきました。

Point 1
大人も挑戦したくなる!大仏殿の「柱の穴くぐり」

久しぶりの東大寺。中学生の修学旅行以来です。境内が本当に広いですね。もちろん息子は来るのが初めて。大仏さまを見て、どんなリアクションをするんだろうと楽しみにしていました。

大仏さまは宇宙全体を照らすといわれるスケールの大きい仏さま。

間近に見ると、あらためておっきいですね!圧倒的な存在感です。

「これからも見守ってください」と手を合わせました。

この大きさ、どうやって造ったんだろうって不思議です(笑)。昔の人の技術ってすごいですよね。

息子は大仏さまの迫力にちょっと怖気づいてました(笑)。

大仏殿といえば、「柱の穴くぐり」。
大仏さまの右後ろにある柱の下に、四角い穴が開いています。昔からこの穴をくぐる慣わしがあり、くぐり抜けると無病息災や願いが叶うといわれています。

柱は鬼門の方角(北東)にあり、穴が開いているのは鬼門除けのためとする説もあるそうです。

この柱の穴は、大仏さまの鼻の穴と同じ大きさなのだとか。
息子も柱の穴くぐりに挑戦。体が小さいので簡単に通れました!見ていたら私も挑戦したくなってくぐってみましたが、意外とスムーズに通れました(笑)。

柱の穴を覗く息子(笑)。世界遺産のお寺の柱をくぐれるなんて一生の思い出になりますね。

柱の穴くぐり、うまくできたね~の抱っこ(笑)。いいことあるといいね。

大人も子どももテンションが上がる柱の穴くぐり。修学旅行生や外国人観光客が行列を作るほど大人気というのも納得です。東大寺に来た子どもたちにはぜひ体験してほしいですね。

大仏殿の前の鏡池。水面に建物が映りこむ美しい写真が撮れます。

息子が鹿を好きすぎて、東大寺の境内でも鹿せんべいをあげました。

東大寺の詳細情報

住所
奈良市雑司町406-1
WEB
https://www.todaiji.or.jp/

Point 2
世界遺産を支える瓦職人と「ミニ鬼瓦づくり」

次に訪れたのは、世界遺産のお寺の瓦も手掛ける創業300年以上の老舗瓦屋さん、「瓦道(がどう)」。
こちらでは東大寺、薬師寺、法隆寺のミニサイズの鬼瓦を作ることができます。

奈良の有名なお寺の鬼瓦の見本。よく見るとそれぞれ顔が違います。

鬼瓦の石膏(せっこう)の型と粘土、ヘラなどを使います。

17代目当主で瓦職人の鈴木浩之さんが丁寧に教えてくれます。

東大寺を参拝してきた後なので、東大寺の鬼瓦を作ることに。
息子は粘土遊びが好きだから、「やりたい!」と喜びながら粘土をこね始めました。

粘土をまるめて鬼瓦の型に入れ、表面を整えていきます。簡単なので小さな子どもでも一緒に楽しめます。

鈴木さんによると、鬼瓦には魔除けのほかに福を呼ぶという意味も込められているそう。鬼瓦にそんな意味があったなんて、今まで知りませんでした!
形が整ったら、最後に瓦の裏に願い事を書いてできあがり。あとは職人さんが焼き上げてくれます。

焼きあがった瓦がこちら。左が私が作った鬼瓦。右は息子が手びねりで作った作品。大好きなアニメのキャラクターだそう。上手にできてますね(笑)。

瓦道(がどう)の詳細情報

住所
奈良市中ノ川町997
WEB
http://www.gado.co.jp/
ココにも立ち寄り!

かわいい大仏さまがお出迎え!
プリンの森・カフェ

大仏のイラストで知られる「まほろば大仏プリン」のカフェ。 “優しいお母さんの味“をイメージし、上質な生クリームをたっぷり使って作られたプリンです。お菓子の家のようなメルヘンな店内で味わって。

まほろば大仏プリン本舗本店
プリンの森・カフェの詳細情報

住所
奈良市奈良阪町1073
WEB
https://daibutsu-purin.com/