金堂 こんどう
堂内に、ご本尊の薬師如来像、その両脇に日光(にっこう)菩薩像と月光(がっこう)菩薩像(いずれも国宝)をお祀りする、薬師寺の中心的建造物です。“金堂”の名にふさわしく「堂内の尊厳は美をつくし、燈火がなくても金色に光り輝いた」と伝えられています。創建当時の金堂は室町時代の兵火によって焼失しましたが、1976年に再建されました。
薬師如来像の膝上の「薬壺(やっこ)」は、コロナ感染の終息を願い、特別に置かれています。
堂内に、ご本尊の薬師如来像、その両脇に日光(にっこう)菩薩像と月光(がっこう)菩薩像(いずれも国宝)をお祀りする、薬師寺の中心的建造物です。“金堂”の名にふさわしく「堂内の尊厳は美をつくし、燈火がなくても金色に光り輝いた」と伝えられています。創建当時の金堂は室町時代の兵火によって焼失しましたが、1976年に再建されました。
薬師如来像の膝上の「薬壺(やっこ)」は、コロナ感染の終息を願い、特別に置かれています。
創建当初から現存する唯一の建造物。各階の屋根の下には、雨風から軒下の木組みを守る「裳階(もこし)」と呼ばれる小さな屋根があり、この独特な形がリズミカルな美しさを生み出しているとして、“凍れる音楽”と称されています。2020年12月に約12年にわたる解体大修理を終えました。
一見、六重の塔に見えますが、裳階があるので三重の塔です。
日本で初めての、金堂前の東西に搭が建つ双塔式伽藍だった薬師寺。西塔は室町時代の兵火によって焼失しましたが、1981年に、奈良時代の創建当初のような朱塗りの塔として再建されました。
夕日を背景に映し出される塔は、シルエットも際立ち一層美しい!
ご本尊は聖観世音(しょうかんぜおん)菩薩像(国宝)。吉備内親王(きびないしんのう)が母・元明天皇の冥福を祈って建立しました。現在の建物は1285年に再建されたもの(国宝)。鎌倉後期の和様仏堂を今に伝えます。
聖観世音菩薩像の端正なお顔立ちと、薄衣をまとった美しい立ち姿は必見です!
薬師寺の宗派・法相宗の教え「唯識(ゆいしき)」を学ぶ道場で、法会などが行われる場所。唯識の教主である弥勒(みろく)如来を中央に安置する弥勒三尊像(重要文化財)をご本尊として祀ります。室町時代の兵火によって焼失しましたが、2003年に再建されました。
堂内では現存する日本最古の仏足石(国宝)も見ることができます。仏足石(ぶっそくせき)とは、お釈迦様の足跡を彫った石です。