あざやかな「日本の色」にふれる、美的感覚が磨かれる旅(1日コース)
あざやかな「日本の色」にふれる、美的感覚が磨かれる旅(1日コース)

モデルコース(エリア)

あざやかな「日本の色」にふれる、
美的感覚が磨かれる旅(1日コース)

古くは万葉集にも記された、様々な“日本の色”。
それは、日本人の持つ美意識と言語センスから生まれた、日本古来のもの。
1300年前から続く伝統にも、現代の私たちが美しいと思う料理やお菓子にも、奈良には鮮やかな色彩が息づいています。
あなたもゆかしい“日本の色”を探しに、奈良を旅してみませんか。
心ゆるやかに奈良のまちを堪能したい方は、1日コースがおすすめです。

限られた時間でも回れる、半日コースはこちら

    01

    春日大社かすがたいしゃ

    境内で鹿にまつわるものを
    探してみよう

    平城京を守護するために創建された春日大社。御祭神の武甕槌命(たけみかづちのみこと)が、茨城県の鹿島から白鹿に乗ってこの地に来られたことから、鹿は神の使い「神鹿(しんろく)」として大切にされてきました。神社には、鹿をあしらった授与品が揃うほか、鹿をデザインした釣燈籠がたくさんかけられているのでぜひ探してみてください。

    • 鮮やかな「朱色(しゅいろ)」の中門と御廊

    • 火袋に鹿がデザインされた釣燈籠。他にもさまざまな絵柄があります

    詳細情報

    住所
    奈良市春日野町160
    電話
    0742-22-7788
    拝観時間
    6:00~18:00(10月~3月は6:30~17:00)、御本殿の特別参拝9:00~16:00
    拝観料
    無料、御本殿の特別参拝500円
    アクセス
    近鉄奈良駅からバス約8分「春日大社本殿」下車すぐ
    WEB
    https://www.kasugataisha.or.jp/
    02

    洋食 春ようしょく はる

    おいしい色が鉄板に勢揃い
    奈良産お肉のハンバーグ

    趣きのある町家で洋食がいただける、ならまちの行列店。こちらの看板商品は、奈良のブランド肉の大和牛とヤマトポークを合い挽きしたハンバーグです。人気の「天然有頭エビフライ&ハンバーグ」は、熱々の鉄板に、濃厚なお肉の味がジュワーッと広がる手ごねのハンバーグ、大きな有頭エビフライ、目玉焼きが盛られた大満足の内容。ボリュームも満点です。

    • 天然有頭エビフライ&ハンバーグセット1,782円

    • 囲炉裏風の掘りごたつ席。テーブルとイス席もあります

    • 「紅檜皮(べにひはだ)色」
      町家を改装したお店。大きな「春」ののれんを目印に

    詳細情報

    住所
    奈良市公納堂町14
    電話
    0742-24-5187
    営業時間
    11:30~14:30LO、18:00~21:00LO
    定休日
    水曜、火曜の夜(いずれも祝日の場合は営業)
    アクセス
    近鉄奈良駅から徒歩約15分
    WEB
    https://www.facebook.com/%E6%B4%8B%E9%A3%9F%E6%98%A5-303691796389006/?rf=123855417725686
    03

    砂糖傳 増尾商店さとうでん ますおしょうてん

    小さくて色とりどり!
    可愛いコンペイトウ

    安政元年(1854)創業の砂糖専門店。店内で最も目を引くのが、色とりどりのコンペイトウ「奈良こんふぇいと」です。ブルーベリー、コーヒー、大和茶など約15種類の味があり、試食しながら選べるのも魅力。袋入りと小箱入りから選べ、小箱のフタには大仏や鹿など奈良ゆかりのものや、天平文様(てんぴょうもんよう)がデザインされていています。贈る人の顔を思い浮かべながら、味と小箱の組み合わせを変えるのもおすすめ。

    • 「鴨頭草色(つきくさいろ)」のコンペイトウ

    • 「橙色(だいだいいろ)」や「桃色(ももいろ)」の色とりどりなコンペイトウが並びます

    色のワンポイント

    鴨頭草色つきくさいろ
    鴨頭草は、道端で見かけることの多い鮮やかな青い花が咲く露草(つゆくさ)の古名です。この草の花弁から染色するときに水で色が落ちやすいことから、心変わりやはかない命を表しており、万葉集にも登場しています。

    詳細情報

    住所
    奈良市元興寺町10
    電話
    0742-26-2307
    営業時間
    9:00~18:00
    定休日
    年末年始
    アクセス
    近鉄奈良駅から徒歩約20分
    WEB
    http://www.satouden.com/
    04

    茶論・遊 中川本店

    上品な抹茶色とともに
    町家で新しい茶道体験

    創業300年を誇る奈良の麻織物の老舗「中川政七商店」が手掛けるショップ。“日本の布ぬの”をコンセプトに、伝統の技術とモダンなデザインを融合させたテキスタイルブランド「遊 中川」の本店と、店奥に茶道稽古や喫茶、日常使いもできるお茶道具を備えるブランド『茶論』を併設しています。中庭の見える和の空間で、お抹茶とお菓子を味わえるほか、自分でお茶を点(た)てる体験やお稽古も気軽にできます。

    • 「抹茶色(まっちゃいろ)」。オリジナル抹茶を使った薄茶がいただけます

    • 築120年の町家の外観は、ならまちに馴染むたたずまい

    詳細情報

    住所
    奈良市元林院町31-1
    電話
    遊 中川 本店/0742-22-1322
    茶論/0742-93-8833
    営業時間
    遊 中川 本店/10:00~18:30、茶論/10:00~18:30(LO18:00)
    定休日
    遊 中川 本店/不定休、茶論/第2火曜(祝日の場合は翌日)
    アクセス
    近鉄奈良駅から徒歩約15分
    WEB
    遊 中川 本店/https://www.nakagawa-masashichi.jp/shop/default.aspx
    茶論/https://salon-tea.jp/
    05

    興福寺こうふくじ

    約300年ぶりに蘇った、
    1300年前の色彩
    丹色が鮮やかな中金堂へ

    阿修羅像で知られる世界遺産・興福寺に、およそ300年ぶりに中金堂が再建されました。中金堂は、興福寺の祈りの中心の場であり、ご本尊を安置する最も大切な場所。約30年の年月をかけ、創建時と同じ場所に、同じ大きさで建立されました。堂内にはご本尊の釈迦如来坐像と薬王・薬上菩薩立像、国宝の四天王立像が安置されています。圧倒的なスケールと丹色の荘厳なたたずまいは、まるで天平時代の華やかさが現代によみがえったよう。

    • 「丹色(にいろ)」の中金堂と、青空のコントラストが美しい

    • 「金色(こんじき)」に輝くご本尊の釈迦如来坐像

    色のワンポイント

    丹色にいろ
    赤色の顔料として使われていた土の色。丹は赤土の古語で「あか」とも呼びます。「丹」は真心を意味する言葉でもあり「丹精を込めて」というように現代でも使われています。また、赤色は、魔除けの力があるとされていたため、神社の鳥居や、寺院などでも塗られるようになりました。

    詳細情報

    住所
    奈良市登大路町48
    電話
    0742-22-7755
    拝観時間
    境内参拝自由、中金堂・国宝館・東金堂9:00~17:00(受付は16:45まで)
    拝観料
    中金堂500円、国宝館700円、東金堂300円(国宝館・東金堂共通券900円)
    アクセス
    近鉄奈良駅から徒歩約5分
    WEB
    https://www.kohfukuji.com/
    06

    東大寺二月堂とうだいじにがつどう

    1日の終わりに奈良のまちを
    国宝のお堂から贅沢に望む

    1日の終わりに奈良の景色を楽しむなら、東大寺二月堂がおすすめ。二月堂は毎年3月に修二会(しゅにえ)が執り行われる場所。国宝のお堂でありながら、24時間自由に参拝することができます。こちらからは奈良のまちを一望できます。雄大な眺望に見惚れていると、心が洗われていくようです。

    • 奈良の町並みが見渡せる絶好のロケーション

    • 舞台造りになっている二月堂。江戸時代に再建

    • 大仏殿の裏側から二月堂へと続く裏参道は風情たっぷり

    詳細情報

    住所
    奈良市雑司町406-1
    電話
    0742-22-5511
    拝観時間
    二月堂は24時間参拝可能 ※お静かにお参りください
    拝観料
    二月堂は無料
    アクセス
    近鉄奈良駅からバス約4分「大仏殿春日大社前」下車、徒歩約13分
    WEB
    http://www.todaiji.or.jp/
    07

    粟 ならまち店あわ ならまちてん

    大地が育んだ恵みの色
    大和伝統野菜を心ゆくまで

    滋味深い「大和伝統野菜」を存分に味わえる料理店。使う野菜は、奈良市の郊外にある本店「清澄の里 粟」で育てたものが中心。エアルーム(家宝種)と呼ばれる世界各国の伝統野菜も含め、年間約200種類の旬の野菜が楽しめます。1つのコースに30~40種類もの野菜が使われており、料理提供時には各野菜の説明もしてくれます。どの野菜も味が濃く、野菜本来の旨みを感じます。

    • 鮮やかな「赤紫色(あかむらさきいろ)」。紅芯大根の色

    • 料理は野菜本来の味を大切にするため、味付けはシンプルに

    • 自然豊かな「清澄の里」で育てられた野菜たち

    色のワンポイント

    赤紫色あかむらさきいろ
    茜と紫根を用い、酢と椿の灰汁で染められた色です。
    奈良で採れる地の伝統野菜(大和野菜)は色や形が個性的で、味だけでなく目でも楽しめます。奈良にある様々な野菜の色や形の個性を見つけるのも、旅の醍醐味です。

    詳細情報

    住所
    奈良市勝南院町1
    電話
    0742-24-5699
    営業時間
    11:30~15:00(最終入店13:30、LO14:00)、17:30~22:00(最終入店20:00、LO21:00)※完全予約制
    定休日
    火曜
    アクセス
    近鉄奈良駅から徒歩約13分
    WEB
    https://www.kiyosumi.jp/naramachiten
    08

    Bar Fiddichバーフィディック

    奈良の夜を素敵に彩る
    隠れ家バーの美味カクテル

    ならまちの路地にある隠れ家的バー。店名の「フィディック」はオス鹿のこと。「バー初心者の入口のような店にしたい」という思いから、種類豊富にお酒を揃えています。全国カクテルコンペで金賞を受賞したカクテルをはじめ、フレッシュフルーツのカクテル、ウィスキー、クラフトビールなどなど。マスターがソムリエの資格を持っているので、ワインも充実。奈良の夜を楽しみたい方はぜひ。

    • 「若草色(わかくさいろ)」。抹茶リキュールにフレッシュなスダチが効いています

    • マスターの藤井達也さんは奈良の名店で腕を磨いた経歴の持ち主

    色のワンポイント

    若草色わかくさいろ
    早春に芽吹いた若草のような鮮やかな黄緑を、若草色と呼びます。新しい・若いといった意味があり、春の訪れを感じさせる色です。奈良の商店街では若草色のカレーやよもぎ餅なども!ぜひ奈良の各所で若草色を見つけてみてください。

    詳細情報

    住所
    奈良市南市町4 植畑ビル2F
    電話
    0742-22-5250
    営業時間
    16:00~25:00
    定休日
    月曜(祝日の場合は翌日)
    アクセス
    近鉄奈良駅から徒歩約7分

    ※最新情報は各所へお問い合わせください

    修学旅行のイメージが強い奈良だけど、
    実はご紹介したような「日本の色」に満ちたまち。
    大人だからこそ楽しめる、日本の色に感性が磨かれる旅に
    ぜひぜひ出かけてみてください♪

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