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早朝の撮影で、およそ20年ぶりに大仏殿の前に立った鈴木さんは、あらためてその大きさに圧倒されたそう。 大仏殿(国宝)は、ご本尊の大仏さま「盧舎那仏(るしゃなぶつ)」をおまつりするお堂で、世界最大級の木造建築です。 かつて兵火によって2回焼失しましたが、その都度再建されてきました。 大仏殿の中に展示されている3つの復元模型(天平創建・鎌倉再建・江戸再建)を見ると、それぞれの時代で大仏殿の大きさや形状が違っています。そこからうかがえるのは、先人たちが巨大な木造建築を維持・再建していくために、傷みを補修したり規模を縮小したり、さまざまな工夫を凝らしながら歴史をつないできたの だということ。まさに復興と再生のストーリーです。 大仏殿の前の金銅八角燈籠(国宝)も必見!東大寺の創建当初から残っている大変貴重な燈籠で、1300年前のすばらしい工芸美を間近に見ることができます。
- 住所
- 奈良市雑司町406-1
- 電話
- 0742-22-5511
- 拝観時間
- 4月〜10月/ 7:30〜17:30、11月〜3月/ 8:00〜17:00
- 拝観料
- 600円
- アクセス
- 近鉄奈良駅からバス約4分「東大寺大仏殿・春日大社前」下車、徒歩約10分
- WEB
- www.todaiji.or.jp
- SNS
- www.instagram.com/todaiji.official/
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大仏殿の中には、見上げるほど大きな“奈良の大仏さま”。正式には盧舎那仏(るしゃなぶつ)(国宝)といい、大きな光で宇宙をあまねく照らす仏さまです。像高が約15mもあり、5階建のビルとほぼ同じくらいの高さです。 「動物も植物も人間も」。聖武天皇は生きとし生けるものすべての繁栄を願って、大仏造立の詔(みことのり)を発しました。そして「一枝の草、一握りの土を 持ってくるだけでもよい。自分も何か大仏造立の手伝いをしたいと願い出る者がいたら許可せよ」と呼びかけました。そこには「天皇の力だけで造立するのでは意味がない。国民一人一人の力を集めて造ってこその大仏」という思いがありました。 盧舎那仏はかつて兵火などで被災し、そのたびに修理されてきました。そのため頭部は江戸時代、胴部の大部分は鎌倉・室町時代のもので、大腿部や台座などには造立当時(奈良時代)の一部が残っています。 その台座の周りの蓮弁(れんべん)には『華厳経(けごんきょう)』の世界観が描かれています。鈴木さんも、奈良時代にこれほど細かい絵が描かれていたことに驚き、じっと見入っていました。 須弥壇(しゅみだん)の上は通常拝観できませんが、連弁の原寸模型が須弥壇の下に展示されているので、そちらをぜひご覧ください。
- 住所
- 奈良市雑司町406-1
- 電話
- 0742-22-5511
- 拝観時間
- 4月〜10月/ 7:30〜17:30、11月〜3月/ 8:00〜17:00
- 拝観料
- 600円 ※須弥壇上の拝観は通常実施していません
- アクセス
- 近鉄奈良駅からバス約4分「東大寺大仏殿・春日大社前」下車、徒歩約10分
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鈴木さんがそばを通ろうとすると、それまでずっとうつむいていた鹿がふいに顔を上げて、近寄ってきました。鈴木さんが鹿と戯れたこの裏参道は、大仏殿の裏手(北側)から二月堂へと至る、ゆるやかな坂道です。石畳に沿って瓦を埋め込んだ土塀が続き、風情たっぷり。作家の司馬遼太郎や写真家の入江泰吉が好んだことでも知られる名スポットです。裏参道沿いには、二月堂供田(くでん)という田んぼがあります。ここでは、修二会(しゅにえ)で観音さまにお供えする御壇供(おだんぐ)や、正月の鏡餅を作 るためのもち米が育てられていて、毎年5月末から6月初めに東大寺学園の幼稚園児や中学生が田植えを行い、秋には稲刈りをしています。
- 住所
- 奈良市雑司町406-1
- 電話
- 0742-22-5511
- 拝観時間
- 境内自由
- アクセス
- 近鉄奈良駅からバス約4分「東大寺大仏殿・春日大社前」下車、徒歩約13分
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二月堂(国宝)は、境内の高台にあり、奈良の街並みを一望できる絶景のお堂です。荘厳で美しい建築と、ここから見える贅沢な景色に心ひかれた鈴木さん。撮影中は、 吹き放ちの舞台に立って、美しい西の空をじっと見つめていました。 二月堂では毎年3月、練行衆(れんぎょうしゅう)が人々の罪を代わりに懺悔し、五穀豊穣や天下泰平を祈る法会「修二会(しゅにえ)」が行われます。「お水取り」の名でも知られる修二会ですが、始まったのは奈良時代。大仏開眼と同じ752年でした。それから1300年近くもの間、一度も途絶えることなく現在まで続いていることから「不退の行法(ふたいのぎょうほう)」といわれています。
- 住所
- 奈良市雑司町406-1
- 電話
- 0742-22-5511
- 拝観時間
- 24時間参拝可能 ※夜間・早朝の参拝はお静かに、周囲へのご配慮をお 願いします
- アクセス
- 近鉄奈良駅からバス約4分「東大寺大仏殿・春日大社前」下車、徒歩約13分
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- www.instagram.com/todaiji.official/
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歴史ある町家が軒を連ねるエリアで、大人の奈良旅にぴったり。戦国時代の終わり頃、かつて大寺院だった元興寺(がんごうじ)の境内地に町ができたとされ、縁結びで知られる御霊神社(ごりょうじんじゃ)、昔ながらの町家をリノベーションした人気のカフェや雑貨屋さん、老舗の酒蔵などが点在しています。昔からの信仰や慣習が今も大切にされていて、民家や店の軒先には魔除けとして、 身代り申(みがわりざる)という赤くて丸い人形が吊り下げられています。
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氷の神様を祀る神社がある奈良では、個性豊かなかき氷を提供するお店がたくさん!麻織物の老舗・中川政七商店が展開する「茶論」は、気軽に茶道文化と抹茶が楽しめるお店。 春から9月中旬まで限定で登場する「白いかき氷」は、72時間かけて凍らせた純氷をふわっと削り、その上に牛乳を4時間煮詰めた練乳をかけたシンプルな一品。コクのある練乳をまとった氷は口の中でハラっと溶けていき、一口頬張った鈴木さんも思わずにっこり。トッピングの濃茶ソースをかけると、濃厚な抹茶かき氷に味変するのでおすすめです。テイクアウトできる濃茶ラテもぜひ。
- 住所
- 奈良市元林院町31-1(鹿猿狐ビルヂング内)
- 電話
- 0742-93-8833
- 拝観時間
- 10:00~19:00(喫茶18:30LO)
- 定休日
- 無休
- アクセス
- 近鉄奈良駅から徒歩約8分
- WEB
- salon-tea.jp
- sns
- www.instagram.com/salon.michikusaya/
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こちらはクラシックバー「Savant」。町家をリノベーションした、ならまちの隠れ家的バーです。クラシカルな店内でありながら、初めて訪れる人もあたたかく迎えてくれる雰囲気が魅力。オリジナルカクテル「朱恋(しゅれん)」は、奈良県産のブランドいちご・古都華(ことか)を使ったフレッシュな一杯。さわやかな甘みがふわりと広がり、優美な味わいに頬が緩みます。 またこちらは、昼間からお酒をたしなむことができるのも嬉しいポイント。店の奥に目を向けると風情ある坪庭、柱にかかる古時計がゆったり時を刻み、どこか懐かしく心が落ち着きます。
- 住所
- 奈良市椿井町30-3
- 電話
- 0742-23-8568
- 拝観時間
- 14:00~23:00 (22:00最終入店、22:30LO)
- 定休日
- 無休
- アクセス
- 近鉄奈良駅から徒歩約6分
- WEB
- bar-savant.com
- SNS
- www.instagram.com/bar_savant/
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若草山の中腹にある眺望自慢の「ANDO HOTEL 奈良若草山」。ロビーや客室、レストランから奈良市街が一望できます。特におすすめなのが、屋上にある貸切露天風呂。広い空の下、東大寺大仏殿や興福寺五重塔などの世界遺産の風景とともに入浴できるのは、至福のひととき。CM撮影時は、美しい夕暮れ時。赤く染まる夕景の中、贅沢なリラックスタイムを過ごすことができます。
- 住所
- 奈良市川上町728 新若草山ドライブウェイ沿
- 電話
- 0742-23-5255
- フロントデスク
営業時間 - 10:00~20:00
- 休館日
- 不定休 ※月曜日休館の場合あり
- 料金
- 1泊2食付20,900円~(サ込) ※2名1室利用時
- アクセス
- 近鉄奈良駅から車で約10分 ※無料送迎あり
- WEB
- andohotelnara.com
- SNS
- www.instagram.com/ando_hotel_narawakakusayama/
④ 二月堂
⑤ ならまち
⑥ かき氷